正論は人を追い込む。おちゃめは人を巻き込む。

経営者に必要な能力の1つに「おちゃめさ」があると思います。

すごく大切だと思う。
だって、すごく頭が切れて知識があり正論ばかり言う人って疲れるでしょ?
それに、頼りになりすぎると周りが依存するから、集団が自立しない。
おちゃめは経営を救う、人生を豊かにすると考えています。

でもね、正しいだけでは経営はできないのです

かく言う僕も結構、正論を吐いてしまいます。
以前に、取引先から「お前は何で飯を食っているか考えたほうが良い」と言われた時も正論で切り返しました。
要するに、新聞以外の収益が多くあり、そのことに対する嫌味です。
僕は、ここぞとばかりに反論しましたよ。
事業は栄枯盛衰であること…「成長曲線」をコダック破綻の事例で説明し、業態転換の必要性、顧客中心のビジネスモデルの必要性を説いた。
まるで、僕のブログのように(笑

でも、それを言うとさらなる反発を招くのです。
僕は自分が正しい、正義だという自負があったので反発に対しファイティングポーズをとりました。
負ける気はしない。

でもね、正しいだけでは経営はできないのです。
正論は人を傷つけます。
ぐうの音も出ないからね。
多少、変でも共感者、応援者がたくさんいた方が上手く行く。
そういうものだと思います。

そんな時に、僕が業界に入ったときからお世話になっている取引先の担当者(ちょいワルオヤジ)がこう言いました。

「何で飯を食っているか?って聞かれたら、『僕は箸かな?』って答えるのが良いよ」
「しかも、それを相手を小馬鹿にしたように言うんじゃなくて、『コイツはホンマモンのアホか』って思わるように言うのだよ」と。

かなり高度ですが、相手が思わずクスっと笑ったらもう味方です。
すごい処世術だと思いました。

人生を愉しんでいるヤツには敵わない

シェークスピアの言葉に「あの人は頭がいいからアホの真似ができるのね。上手にとぼけてみせるのは特殊な才能だ」という言葉がありますが、本当に賢い人はとぼけることができると思います。

以前に、未来工業株式会社の創業者、故・山田昭男さんのお話を聞いたことがありますが、どこまでが本当でどこからが冗談か分からない話ばかりでした。
でもすごく勉強になりました。

何が勉強になったか?
僕は、おちゃめは人生を楽しむ態度だと思いました。
そして社長の人生を楽しむ態度が経営に影響するのだと。
企業は挑戦の連続なんだけど、挑戦ってある意味クレイジーな世界だと思うんです。
アホの世界。
失敗することも必ずあるし大変な思いもする。
上手く行く保証なんてないし。
でも、きっと挑戦しない人生よりした人生の方が楽しいと思います。
この世を去る時に、自分の人生を振り返り「色々あったけど充実した人生だったな」と思いたい。

ところが正論だけで挑戦するのは苦しいと思う。
「すべき」「せねばならない」が多くなるからです。
失敗や苦労も含め挑戦を楽しめるのは、リーダーの楽天性、人生を愉しむ覚悟だと思うのです。

例えば、僕が尊敬する、岩手県一関市にある「京屋染物店」の蜂谷悠介社長は、本当におちゃめです。
同社はマジで世界を視野に入れたビジョンを描いていますが、それ故に苦労も多いはずです。
変化の連続だから毎日バタバタが起こる。
でも、それを話す蜂屋さんは、すごく楽しそうなんです。

人生を劇画的に観ている、一段上の視点から人生を俯瞰しているような感じです。

ある大学生は、京屋さんを見て働くことの素晴らしさ、楽しさを知りました。
それまでは働く=苦しい。企業=ブラック。社員=社畜というイメージを持っていた。
京屋さんに出会ってから、彼はビジネスセミナーに参加するようになりました。
指示ゼロ経営系のセミナーにも、いつも参加してくれます。
人生を愉しんでいる人は、周りを巻き込む力を持っているのだと思いました。

正論は人を追い込む。
おちゃめは人を巻き込む。

人生を愉しんでいるヤツには敵わないですね!

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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