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社員の自発性が育たない会社に欠けている決定的なこと

人は自分で決めた分だけ自発的になります。

指示ゼロ経営にとってすごく重要なポイントで、社員の自発性が育っていない会社はほぼ例外なく社員が意思決定に参画していません。
社長が1人で一生懸命考えて指揮をとっています。
でも、社員さんからすれば「また社長が新しいことを言い始めた」ってくらいなもの。
やっているフリが上手になるだけだと思います。

今日は、指示待ち社員たちが自分たちで考え行動するようになるための重要な要件…「意思決定への参画」について考えたいと思います。

自発性は現状を正しく把握するところから始まる

「社長が1人で頑張る」⇔「社員が思考停止になる」
これは悪循環です。
社長からすれば「社員が考えないからオレが頑張っているんだ」と思っている。
でも、社長がそれをしてしまうから社員はいつまで経っても育ちません。
育たないから社長が頑張る…
社長にとっては孤独で辛い悪循環だと思います。

僕が自発性と意思決定への参画の関係性を肌で感じたのは、PTAなどの仕事でした。
役員会で決められたことが降りてきて「これでやってください」と指示されるわけ。
それが具体的であればあるほど僕はヤル気を失いました。
「本当にコイツは指示ゼロ経営の提唱者か?」ってくらい(笑)

やらされ仕事は面白くない(笑)

その時に気付いたことは「ああ、自分も社内で同じことをやっているな〜」ってこと。
同時に、「でも、アイツらは勉強もしていないし無理かも?」と思いました。
そこでふと疑問に思ったことは「何で勉強しないんだろう?」ってことです。
僕はそれなりに勉強しているのに彼らはしていない…その違いは?
僕が人間的に優秀だから?
そんなはずはありません。

その理由は「会社の現状を知っているか否か」だということが分かりました。
僕は決算書を見ているので会社がどんな状況なのかを知っています。
当時は、新聞市場の縮小が始まったころです。
「このままでは雇用を守れないかも」…本当に心配でした。
だから勉強をする。
これと同じ状態…情報公開が自発性の発揮…「自分事」には必須の要件だと気づきました。

今を知り、未来を描き、任せることで加速度的に育つ

では、情報公開をすればいきなり自発的になるか?と言えば、そんなことはありません。
現状を理解した上で、課題解決に社員が参画するプロセスが欠かせません。

ただ「参画する」というのを甘く見てはいけないと思っています。
社長が「なあ、そうだろ」と説得して頷いたのは参画ではありません。
こういうケース、結構多いと思います。

社員がちゃんと自分の考え、意見を言う…対話が必要です。
中には社長の考えと違うことを言う社員もいる。
知識がないが故に社長からすれば馬鹿らしい発言もある…
それでも、様々な意見を交わしながら1つの方向性を見出すプロセスが欠かせません。
すごくじれったいしストレスだけど、社長の「一人相撲状態」によるストレスよりは随分マシだと思います。

「そんなことをしたら好き勝手になるのでは?」という心配もありますが、さほど気にする必要はないと考えます。
なぜか?
到達点=ゴールが共有されていればです。
逆に言うと、社員が最初に参画するのは「ゴール設定」です。
情報公開により現状を理解したら、「それがどんな状態になったらハッピーか?」…ゴールをみんなで話し合います。
そこで、大きなズレは生まれないはずです。
ただ、「どうやるか?」に関しては意見の衝突もあると思います。
よく「戦術は千術」というように、打つ手は無数にあるからね。
僕は、その場合、社長が引くことが大切だと考えています。
自分たちの思うようにやってもらえば良い。

その理由は、それが一番、課題解決力のあるチームが育つ道だからです。
だって、社長本人だって最初からデキたわけじゃないですよね?
未熟ながらも自分で考えて行動し、失敗し、そこから学び成長したわけです。

自分が経たプロセスを社員さんにも通らせるのが愛ってもんじゃないかな?と思います。

現状を理解し危機感を抱いた上に、実現したいビジョンがある。
そこに(例え未熟であっても)自分たちが参画して決めたことは自発的になるし責任も持ちます。それに、ひとことで失敗と言っても、それは小さなものだと思います。
ずっと時間が経って、蓋を開けたら大変なことになっていたー!なんてことはないと思います。
小さな異変が表れるはず。
その時点で「おかしくなってない?」と指摘して、また話し合えば良い。

こうして、ある時、気がつけば社長もビックリするくらいにチームが成長していると思います。

「人は自分の意志でのみ動く」
「自分で決めるから自発的になる」
「自分で決めるから責任を持つ」
「自分で決めるから仕事が愉しくなる」

ちょっと怖いかもしれませんが、参画・対話のプロセスを入れてみてはいかがでしょうか?
会社を悪くしようと頑張っている社員さんがいない以上、大丈夫だから。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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