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人間関係のトラブルが少ない会社がやっている2つのこと

職場における最大のストレス要因は人間関係です。
だから人間関係の摩擦が起きないように手を変え品を変え対策を立てますが、策を講じれば講じるほどナーバスになる傾向が強いと思います。

僕は仲の良い職場を創るよりも、多少、ウマが合わなくてもちゃんと仕事ができる関係性を創る方が現実的だと考えています。

多少のイザコザがあっても方向性が1つだと決裂しない

求人広告で「和気あいあいとした職場です」という謳い文句をよく見ますが、それは人間関係の摩擦で退職した人の多さを物語っています。
リクナビNEXTの調査によると退職理由の3位に人間関係のトラブルがランクインしています。
それだけ人間関係は切実。
だからナーバスになる。
しかし、ナーバスになり過ぎると「それ自体が目的化」してしまいます。
組織は何かを達成するために結成されるのだから本末転倒ですよね。

僕は人間関係の摩擦がなくなるなんてことは、とっとと諦めた方がいいと考えています。
国民的アイドルグループはたった5人でしたが色々とありました。
ビートルズは4人でしたし、解散後にイマジンなんて平和な歌を歌うメンバーがいるのに、やっぱり色々とあった。

だから、多少の摩擦があっても「折り合いをつけて」やっていける集団が良いと思います。

どうすればそういう集団を創れるのか?
そのヒントはミュージシャンや芸能人にあると思います。
よく、解散の理由に「方向性の違い」を挙げるグループが多いですよね。
体のいい解散理由にも聞こえますが、結構、真理を突いていると考えています。

多少のイザコザがあっても方向性が1つだと解散しない。
方向性を失うと一緒にやっていられなくなるのだと思います。

人間関係を円滑にするエチケットは大切だと思いますが、こだわり過ぎずに目指す方向性を共有した方が良いと考えます。

異質なものを「異質なものとして」受け入れる

もう1つ大切なことは「違う人間の集まり」だという共通認識です。
以前に、ツイッターで興味深い投稿を見ました。

自分の子どもが学校で先生に言われた2種類の考え方です。

「差別はいけません。みんな同じ人間なのだから」
「差別はいけません。みんな違う人間なのだから」

解釈が全然違うよね。
後者の方が現実的な考え方だと思います。
「みんな同じ」を求めるとそれから外れる人に制裁を加えるのが人間って生き物です。

「人は『イジメ』をやめられない」の書著である脳科学者の中野信子氏はこう言います。

人間は元々、肉体的に弱かったので集団で生活をし生き残ってきた。
社会性が備わったら、同時に集団の秩序を乱すヤツを許さないという「裏切り者検出」が敏感になった。

遺伝的に「同質化」をしたがる生き物なのに、実際は違う人の集まりという何ともややこしい構造になっているんです。

僕は、他者を「異質なものとして」受け入れる事が大切だと思っています。
例えば、僕は服をデザイン性でのみ決めています。
デザインが良ければ暑さ寒さは犠牲にできるのです。
ところが人によっては着心地などの機能性を優先します。
僕にはそれがどうしても理解できませんでした。
「ただ単にファッションに無頓着なのかも?」と思っていましたが、そうではないんですね。

僕はただ「人によって違う」ということを学び、いまだに異質に思えるのですが、そのままを受け取れば良いのです。

方向性を定めること。
異質なものを異質なものとして受け入れる。

人間関係向上の罠にはまらない秘訣だと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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