なぜ、あの人のプレゼンは聴く人の心を打つのか? 〜2つの要点〜

優秀な経営者はEQ(心の知能指数)が高いと言われますよね?
僕はEQの正確な定義は知りませんが、感性が豊かなのは間違いないと確信しています。
特にチームづくりには必須の要件だと思う。

「下」のリーダーは恐怖に訴える。
「中」は理性に訴える。
「上」は感性…勇気と挑戦意欲に訴える力がある。

今日は、その必要性をメカニズムとともに考えたいと思います。

チームは想いをエネルギー源に動く

聞く人の心が震える言葉はどこから来るのか?
言語を超えたテレパシーみたいな波動で伝わると思っています。
怪しい?(笑)
でも、本当にそうなんです。
テレパシーってのは大袈裟ですが、相手の心に響く時って本人に感情がこもっている時だということに間違いはありません。

快・不快、意欲を司る脳の部位は「大脳辺縁系」です。
哺乳類の脳と言われています。
ここは言語は理解できません。
言語活動は、一番外側にある「大脳新皮質」で行われます。

「自分の気持ちが動いた時に、相手の気持ちが共鳴する」
だからテレパシーみたいだと考えているのです。

さて、これがチームの活性化に大きく影響します。
チームの活性化には特有のプロセスがあります。
まずは集団内のイノベーターと言われる人種が動きます。
彼らは損得勘定よりも好奇心やワクワク感…気持ちで動きます。
で、彼らの姿を見て大多数の人間が動き出す。
イノベーターの行動が伝染するわけです。
イノベーターが動かないとその先はない。
だから「心が震える言葉」が大切だというわけです。

でも、これが結構、苦手な人が多いように感じています。
論理的に説明するのは得意なんだけどね。

僕も今では感性型のトークが得意ですが、以前は違いました。
トレーニングしたら上手になったのです。

どんなトレーニングか?
キーワードは「エピソード」と「純粋な言葉」です。

あなたの想いは過去の原体験で形成される

優れた俳優は「経験豊か」という話を聞いたことがあります。
演じる時に感情移入するためには、役と同じような経験が必要だということです。
だから役者って遊ぶし恋愛もするんですね(笑)

経営者も同じだと思います。
自分が一貫して伝えるメッセージを支える経験…「エピソード」が必要。

例えば、親友で夢新聞協会の理事の柳沢昭は、子どもたちに「家族の大切さ」を伝える時に自分のエピソードを添えています。
彼は昔、すごくヤンチャでした。今もだけど(笑
お母さんに迷惑もかけた。
でも、お母さんが大好きだった。
「いつか恩返しをするぞ」と思っていました。
でも、それをする前にお母さんは亡くなってしまったのです。

彼が子どもたちに伝える時、すごく気持ちがこもっているのが分かります。
「僕は大好きなお母さんに恩返しができなかった。家族であっても、ずっと一緒にいられるわけじゃないんだ」
「だから、今日、学校から帰ったら夢新聞を見せて”ありがとう”の言葉をかけてあげて欲しい」

エピソードと純粋な言葉で伝えています。
純粋な言葉というのは、子どもが使うような言葉です。
「母」よりも「お母さん」の方が、なぜか聞く人の心を打ちます。

僕が指示ゼロ経営をやっているのは、僕の生い立ちに理由があります。
僕は小学校時代から集団行動が苦手で先生や親に心配をかけてきました。
同時に「自分はどこかおかしい、何か欠けている」と思っていた。
そんな僕に、亡くなったおばあちゃんはこう言いました。
「晋也、お前は別の者になる必要なんかないぞ。そのままでいい」
「そのままで、お前がなるべきものになれるからな」

自分には成るべきものがある…
僕がそうであるように全ての人にそれがある…
指示ゼロ経営は仕事を通じ人生を開花させることができます。

柳沢さんや僕がそうであるように、あなたにも、今の思いの原体験があるはずです。
それを思い出した時は「第二の誕生日」だと思います。

それを、ありのままをエピソードを添えて、純粋な言葉で伝えればいい。
立派な社長を演じる必要なんかないと思う。

想いを伝えるのは社長の一番重要な仕事だと思います。
それができたら…きっとチームが動き出すと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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