人の心に響く言葉を使うリーダーは、どんな言葉を選んでいるのか?

組織開発とリーダーが使う言葉には大きな相関関係があると思います。
元気なリーダーは社長の言葉も元気。
不満が鬱積した会社では、不満や怒りに満ちた言葉に支配されている。
ドンヨリとした会社では社長を始め、みんながドンヨリとした言葉を使っています。

だからリーダーは人が元気になる言葉を使いたいですよね。
今日は、人と組織を活性化する言葉について考えたいと思います。

言葉には想像以上に人の対する影響力がある

言葉の威力は想像以上です。
それを証明する面白い実験が1974年に認知心理学者、エリザベス・ロフタスによって行われました。
言葉により記憶が改ざんされるという実験です。
実験手順はこう。
まず、被験者に自動車同士がぶつかる映像を見てもらいます。
その後、「あなたが目撃者です」と伝え、クルマの速度を推測してもらいました。
その際に、クルマ同士がぶつかる時の表現を5種類用意しました。
「激突」「衝突」「ぶつかった」「あたった」「接触」と。

そうすると、面白いことに「激突」と伝えられた人たちの平均推定速度は「65キロ」、衝突は「63キロ」、ぶつかったは「61キロ」、あたったは「54キロ」接触の場合は「51キロ」だったそうです。

人間って騙されやすい生き物なんですね…(笑
じゃなくて、言葉の選択の凄さ、怖さがよく分かるでしょ?

他にもこんな話を聞いたことがあります。
シンプルな言葉の方が心に響くという話です。
「感謝します」より「ありがとう」「謝罪します」より「ごめんなさい」の方が人の心に響きますよね?
あ、急に思い出しましましたが、今年解散した国民的アイドルグループのあるメンバーが数年前に、酔っ払って公園で脱いで捕まったことがありましたよね?
その時の謝罪会見で彼が言った言葉がそうでした。
「すまんっプ」じゃなく、「すみませんでした」と言いました。
(もしかしたら「ごめんなさい」だったかも?)

「シンプルな言葉の方が心に響く」…そう考えると元気な会社のリーダーほど、子どもでも分かるシンプルな言葉を使っているのも頷けますよね。

自分の心が動かないと人には伝わらない

僕は、夢新聞や研修などで自分の思いを伝えることがありますが、その時の感覚から「自分の気持ちが高まる時に相手に届く」と考えています。
言葉の論理性ではなく自分の気持ちです。

僕にとっての最高のプレゼンは東日本大震災の被災地、岩手県大槌町の小学校で行った夢新聞です。
夢新聞が終わり、最後に僕なりに「がんばってほしい」とメッセージを伝えました。
その時に何を喋ったのか、内容は全く覚えていません。
聞いた夢新聞の仲間も「あれは最高だった」と言ってくれますが、僕と同じように内容は覚えていません。

あの時の感覚は、自分で喋っているのではなく、勝手に言葉が降りてきたような感覚です。
こう言うとすごく怪しいですが、神が降りたような感覚でした。

ただ、1つだけ覚えているのは、プレゼンの冒頭に、子どもたちに「怖かったよね、辛かったよね、悲しかったよね」と言った瞬間に、僕の感情に火がついたことです。
そして「僕には、キミたちの辛さは分かってあげられない、でも、応援したんだ」と素直に伝えました。
言葉を超えて「大変だったね」「がんばってほしい」の気持ちが伝わったのだと思います。

僕は、リーダーの言葉の選択は、自分の気持ちが動くかどうか?で決めるのが一番だと考えています。
意味、理解ではなく気持ち。
相手よりもまずは自分の気持ち。

何かに挑戦する時など、気持ちを立ち上げる場面では感性の言葉が良いと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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