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商売を「喜びの循環」の視点で観るとやるべき事が見えてくる

商売は利益ばかり追っていると儲からない、人の喜びを追求すると永く繁栄する。
僕はそう考えています。
商売の本質は「喜びがお金で返ってくる」という返報性で成り立っているからだと思います。
与えたものが何かで返ってくる…その1つがお金なのだと。
喜びを提供した人は相手から喜びをいただける、その循環がある商売が永く繁栄するのだと考えます。

今日は僕の実体験からその循環を考えたいと思います。

僕の会社が野菜だらけになった理由

まずは僕の実体験から。
弊社はその昔「町の三悪堂」と呼ばれていました(笑)
「◯◯堂という名の3つの企業がこの町を悪くしている」…その1つに入っていたんです…
あ、弊社は共和堂です。
僕が商売を継いだ時はその絶頂期でした。
本当に商売がやりづらいんだよね。
モノは売れないわ求人に苦労するわ離職率は高いわで、まずは売上よりも「脱・三悪堂」が課題でした。

で、取り組んだのが「モア心地よさ運動」です。
お客様との「すべての」接点を洗い出し、そこにちょっと心地よくなっていただく仕掛けを仕様という取り組みです。
例えば、お客様にお出しする請求書などに感謝の気持ちを伝えるメモを入れたりしました。
活動を開始して半年くらいで変化が出ました。
「おい、あの三悪堂の共和堂、最近変わったよな」…そんな噂が飛び交うようになった。

ちょっとした接点で気持ちを伝える「モア心地よさ運動」

よく不良がちょっと更生するとすごく褒められるでしょ?
「ギャップ効果」です。
三悪堂がちょっと良いことをするだけでsごく評判になるんだよね(笑)

3年くらい続けるとさらなる変化が出ました。
これが面白い。
お客様から自家菜園の野菜や旅行のお土産をいただくようになったんです。
夏になると休憩室は野菜だらけ(笑)
これが与えたものが返ってくる「返報性」というヤツです。

喜びの循環が企業の自律的な成長を促す

とても嬉しいことですが、やっぱり「買うという行為で返して欲しい」そんなことを思いました。
「夏のボーナスは『棒とナス』で支給します」は漫画だけの話だよね(笑)
そこで師匠の小阪裕司先生に相談したらこんなアドバイスをいただきました。

「米ちゃん、そりゃ当たり前だよ。だって今、朝日新聞を取っている人がもう1紙、読売新聞を取るって抵抗があるでしょ?違うものを販売したら買ってくれると思うよ」

無理なく返せるものを用意するってこと。
なるほど〜と思い、新聞社から出ている書籍の販売を始めました。
そうしたら、いきなり初年度に新聞社の表彰を受けるくらい売れたのです。
僕はこの体験から喜びの循環が永い繁栄の要諦だということを学びました。

効果はたくさんあります。
まずは社員のモチベーションが無理なく持続するということ。
モア心地よさ運動はスタッフが自ら考え実践しますが、自分の芸で喜ばれた人は「次はもっと喜ばれよう」と思うものです。
僕はお客様からいただくお金には『お駄賃』と『おひねり』があると考えています。
お駄賃は期待通り、普通のサービスを受けた時にいただくもの。
おひねりは期待を超えたサービスを受けた時に払われる、喜びや驚き、感謝の気持ちが乗ったお金です。
上司ではなくお客様が育ててくれるという構図です。
自動巻きのモチベーションが生まれるよね。

もう1つは「厳しい意見」で返すお客様がいるということです。
クレームよりももっと愛のある厳しい指摘ですが、これは怒りをぶつけているのではなく愛するが故の有り難い意見です。
どうでも良いと思っていたら黙って去っていくよね?
これも上司ではなくお客様が育ててくれる関係性です。

このように喜びの循環が始まると、成長に向かう自律的なエネルギーが生まれ、永く繁栄するのだと思います。

商売をお金で捉える前に喜びの循環という視点で観る視点が大切だと考えます。
特に今の時代はね。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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