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僕が高校生にアドバイスした、強烈な管理下で自由を手にする思考

僕のブログは経営者、経営幹部に向けた記事が中心ですが、結構、社員さんが読んでくれています。
すごく嬉しいです。
時々、相談を受けることがあります。
「ウチの社長は指示100で困っている」と。

う〜ん、こればかりは相談されても何とも言えないんですよ…
実は、先日、とある高校生から相談を受けました。
「部活の顧問が指示100」だという話です。

今日は、指示100リーダーの下で働くということについて考えたいと思います。

相手を変えることはできない。自分に矢印を向ける

その高校生からの相談はこうです。

顧問は僕達に「自発的になれ」「主体性が足りない」というけれども、そもそも「自発的になれ」と言われてなったら、それは全く自発的じゃないと思う。試合の後に、一方的に説教して「今日、何が足りなかったか、1人ひとことづつ言え」と言うけど、言うと「そうじゃないだろ」と否定される。

その通りだと思います。
自発的になれと言われて「ハイっ」ってのは全く自発的じゃない(笑)
彼の部活で言えば、例えば試合の後に、顧問ではなく生徒の掛け声で「みんな今日はだらしなかった。どうすれば良いか、みんなで考えよう」ってのが自発的な姿です。
自発的・主体的というのは最初から始まるものだからね。

さらにこう言います。

さらに最悪なのは恐怖政治をすることです。みんな顧問に怒られたくないから、レギュラーを外されたくないという動機で動いている。

100%同意です。
「下」の指導者は脅して動かそうとします。
「中」は褒めて動かそうとする。
「上」は…コントロールなしに子ども(部下)の主体性を信頼し任せます。

彼の言うことは完璧なまでに正しいと思う。
僕のブログを読んでいるだけのことはあるな(笑)
てか、僕が高校生の時はそんなこと考えたことがなかったな…

でも、僕は彼に言いました。
「あなたの言い分は正しいと思う。でも、あなたが社会に出たら、そんな人ばかりだよ」と。

だから相手を批判しても、自分の正当性が確認できるだけで課題は一向に改善しないのです。
厳しいけれど、それが現実です。

相手を変えることはできない。
自分に矢印を向けて欲しいと思ったのです。

今いる環境で開花する強かさと逞しさ、そしてそれを裏付ける実力を身につける

僕は、彼には将来、リーダーの立場に就いて欲しいと思いました。
でも,その前に通らなきゃいけない道があると思います。

「指示100の上司の中で、自由を獲得すること」

世の中には、指示100の環境にありながら、なぜか自由を獲得している人がいます。
僕の友人の女性は大企業の中でそれをやってのけています。
まず知識も実力も実績もある。
その上で強かな処世術を身につけているのです。

アイデアは自分が出すが、上手く行った時の手柄は上司のものにするのです。
根回しも上手です。
上司を「さすが頼りになる」とおだてるし「凄いですね〜」と褒めるし、それはそれは恐ろしいまでの強かさです。
彼女はこう言います。
「◯◯長という肩書だけで組織は動く。だから、それを最大限に活用しなきゃ」と。
上司を手の平で転がしているのです。
しかも、上司は転がされていることに気付いていない。
「自分のお陰」と思い込んでいるのです。

これぞ「セルフ指示ゼロ経営」です。

人は、決して自分1人だけで生きていくことはできません。
誰かと力を合わせながら活動していきます。
中には、指示100の環境に身を置くこともあると思います。
そして相手を変えることはできません。

それが現実なのだから、今いる環境で開花する強かさと逞しさ、そしてそれを裏付ける実力を高校生の彼には身につけて欲しいと思いました。

今日のブログ、読んでくれたかな?

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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