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道義を優先させ利益を後回しにする事が繁栄の法則だと思う

「先義後利」という言葉があります。

道義を優先させ、利益を後回しにすることを意味します。
道義を優先させるから利益が得られると解釈しても良いと思います。
今の時代ほどこの考え方が必要な時代はないと思っています。
その理由は、大量生産・大量消費の時代が終わり、生活者が「心の豊かさ」を求める時代になったからだと考えます。
「誰から買うか?」が選択の上位になっていますからね。

もう売る時には勝負が決まっていると思います。
それ以前にやらなきゃいけないことがあると思います。

後から富が舞い込む「先義後利」という思想

先義後利で大きなチャンスを手にした方がいます。
僕の大先輩の新聞店経営者ですが、彼は元々は郵便局で働いていました。
山奥の過疎地で、当時の新聞店がコスト的に配達できない地域があったそうです。
そこで、そういう地域の方にも新聞が読めるようにと、新聞店主に「郵送で届けてはどうか?」と提案をしたそうです。
もちろん郵便局にも利益はありません。

それを続けていたところ、新聞店店主が引退する時に「あなたに後を継いで欲しい」と頼まれたそうです。
まさに先義後利ですよね?

新聞店主になってからも地域貢献を活動の主に置いてきました。
儲けを地域にがんがん還元したのです。
子どもから高齢者まで、地域の方が暮らしやすいように様々な貢献活動をしてきました。
しばらくすると新聞の部数が伸び始めたそうです。
「どうせ取るならあなたから」…地域の方がそんな風に思ってくれたと言います。
まさに先義後利ですよね〜

先日、その方が取引先の表彰を受けました。
年に1人だけしか受賞しない栄誉ある賞です。
僕はすごく嬉しかったです。
先輩が受賞された…ということだけでなく、取引先の新聞社が彼を受賞者に決めたことに対してもです。

この先、新聞を読む方が減ったとしても、人間関係ができた人さえいれば商売はいかようにも出来ると思うからです。

ビジネスモデルとは「喜びが循環する仕組み」のことである

よくビジネスモデルは「儲けのしくみ」と言われます。
商品・サービスとお金の視点から見ればその通りだと思いますが、その基礎となるのは「喜びの仕組み」だと思います。

人の営みの基本は「自分に喜びをもたらす人に、相応の何かを返す」という原則で成り立っています。
専門用語で「返報性」と言いますが、先義後利の考え方と同じですよね。

うろ覚えだし神格化された話だと思いますが、新潟に伝説的な豪商がいたそうです。
非常に永きに渡り繁栄したそうですが、その秘訣は儲けの蓄積を災害時などに地域に返すからだと言います。
地域の人が「あそこで買っていればイザという時に助けてくれる」と思っているってことね。
最初にこの話を聞いた時には「せっかくの蓄えがもったいない」と思った僕は、まだまだ繁栄の法則を分かっていなかったのだと思います。
あ、今でも同じですがね(笑)
僕がもったいないと思った根本には「富を貯め込むことが繁栄」という考えがあるからです。

多分、豪商は「富を流通させる」と考えているのだと思います。
商売における富はお金で計算しますが、そもそもお金は媒介です。
喜びや驚き、満足、感動といった感情を乗せた媒介です。
だから、ビジネスモデルは「喜びの仕組み」…喜びをどう循環させるか?を考えることが大切だと思うのです。

まずは喜びの循環の仕組みを創り、どこでキャッシュポイントをつくるか?を後で考えることが繁栄する商売になるのだと思います。
先義後利の考え方を僕はこのように解釈しています。

特に今は、心の豊かさを求める人が増えています。
モノの交換ではなく気持ちの交換を軸にした商売を設計する感性と技術が大切じゃないかな?と考えています。

先義後利はとても勇気が要ること、でも、僕も挑戦したい領域だと考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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