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自分探しをしても自分は見つからない。今を生きた人だけが自分を知る

人は誰しも大人になると「自分は何者なのだろうか?」ということを考えると思います。

「何者」とは自分の天命、ミッションといった存在意義です。
特に、大きな課題に直面したり挫折した時に考える人が多いと思います。
真剣に生きている人ほど考えるよね?

でも、僕が知る限り、その答えにたどり着いた人はいません。
人生は「自分は何者なのか?」という答えの出ない課題を探る壮大な旅なのかもしれません。
今日は、先日出会った「聴覚障害を持つダンサー」から気付いたことを書きますね。

自分は探しても見つからない、行動していると立ち現れてくる

僕は、自分探しをしても自分は見つからないと思っています。
その理由は、取りも直さず永遠のテーマだからです。
僕は30代の時に、友人と「自分を探る旅に出よう」と言って、山奥のパワースポットに行き断食をしましたが、結局、腹が減っただけで何も見つけることはできませんした(笑
予定では突然、天の啓示がバリバリっと降りてきて「そうか!」と開眼するはずでしたがね…
そういうものじゃないという事だけは分かりました。

それでも、僕は「人は役割を持って生まれてきている」と信じています。
僕が代表をつとめる夢新聞協会では、役割のことを「夢」と呼んでいます。
夢の定義は「自分の中から湧き上がる衝動をもって、人に喜ばれる生き方そのもの」としています。
なので未来にはありません。
今この瞬間に、常に自分とともに有るものだと考えているのです。
だから探すものではないと思うのです。
何かは分からないが、今、自分とともにある…だから、すべき事は山に篭もることではなく、今この瞬間に人に喜ばれる行動を起こすことだと考えています。

「探しても見つからない…行動していると立ち現れてくる」

徐々にぼんやりと立ち現れてきて、段々と輪郭が見えてくるものだと思います。

先日、たくらみ屋で「第2回たくらみフェスタ」を行いました。
たくらみ屋は創業以来、ずっとビジネスコンテンツを提供してきましたが、そもそもビジネスは「人の営み」ですので人に関する研究に進んでいるのです。

フェスタでは3人の講師を招きましたが、その中の1人が聴覚障害を持つダンサー、鹿子澤 拳さんです。

自分が何者か?は人生を終える時に気付くものなのかもしれない

拳さんは生まれつき、重い難聴障害を持っています。
と同時に、母親いわく「気付けば踊っていた」というほどダンスが好きな少年だったと言います。
物心がつく頃には「なんで僕は耳が聞こえないのだろう?」と葛藤するようになったと言います。
最初は嘆きだったのが、いつしか難聴で生まれてきた意味を考えるようになりました。
でも、答は出ない。
気付くと踊っている…

大学時代はダンスサークルに所属し、本格的にストリートダンスを学びました。
2016年には、単身渡米し様々なジャンルのダンスを学びました。

フェスタで彼がダンスを披露してくれました。
それを見た感想は、「難聴者なのに踊れて凄い」…ではなく「難聴者ゆえのオリジナルの表現だ」ということです。
でも、彼は「自分が何者なのか?」についての答えは持っていません。
ただ、気付くと踊っている、そして自分にできることで人に喜ばれることが嬉しいということ。
講演ではこんなメッセージを投げかけました。

表現方法がいくらでもある現在、「音楽」に合わせることだけがダンスとは限りません。聞こえても聞こえなくても「自分の想い」が相手に聴こえたのなら、伝わったのなら、それも立派なダンス表現のひとつでは無いのでしょうか。私は現在も自分が何者なのか、何者としてパフォーマンスをしているのか分かりません。聞こえないってどういうことなのだろうか…母といつか「これは永遠の問いだね」と話したこともあります。でもきっとそれが分かる時が来ることを信じて、私はこれからも舞台に立ち続けます。

「何者か?」が言語化されていないだけ、ジャンルが確立されていないだけで、彼は、今、この瞬間も自分を生き、表現しています。

観客も彼の魅力を言語化することは困難です。
フェスタに参加した人も「言葉で表現できない」と言っていました。

日本書紀に「ええ、あなにやし」という言葉が出てきます。
現代の日本語で表現することは難しいのですが、文字にすると「!!!」です。
言葉にできない感嘆の感情、生命の輝きに感動した様子を指します。

拳さんのダンスは、そして生き方は、まさに「ええ、あなにやし」でした。
探している人ではなく、今を生きている人だけが発するエネルギーなのだと思います。

自分探しの旅に出ても自分は見つからない。
見つけるものではなく、今、この瞬間も自分とともにあると知る。
湧き上がる衝動をもって、人に喜ばれることを行動する。

自分が何者か?は人生を終える時に「ああ、これをするために生まれてきたんだ…」と初めて気づくものかもしれませんね。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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