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人口減少社会でも繁栄する商売の創り方

本格的な人口減少社会に突入しました。
日本中、ほとんどの企業が大きな影響を受ける大事だと思います。
人の胃袋の大きさは変わらないから食品、外食産業は影響を受けます。
足の本数も相変わらず2本なのだから靴も売れなくなります。
残されたパイを奪い合う、熾烈な競争に巻き込まれる企業も多いと思います。

でも、視点を変えれば大きなチャンスが潜んでいると思います。

今日は、人口減少社会でも繁栄する商売のあり方について考えます。

人口減少社会ではムダな消費が盛んになる

人口減少社会でもチャンスはある、というか「だからこそ」チャンスがあるという研究者もいます。
僕もその手の書籍を読んですごく納得したんです。
「人口減少社会では文化が爛熟する」という話です。
良い意味でムダを愛する時代になるというわけ。

そもそも人口は「人口容量」で決まると言われています。
人口容量とは、空間の大きさとそこで確保できる食料(水)で決まります。
面白い話ですが、大きなペットボトル容器にハエをつがいで入れておきます。
すると繁殖しますよね?
でも、無限に増え続けることはなく、ある程度の過密状態になると繁殖をストップするそうです。本能で分かるんだろうね。
まさかハエが夜な夜な「人口過密対策会議」なんてやるわけないもんね(笑)
日本は高層マンションで空間を広げましたし、経済を武器に食料を調達して人口容量を増やしました。
それが成熟期を迎え、もしかすると本能的に人口容量の限界を感じているのかもしれません。

では、なぜ人口が減ると文化が爛熟するかという話です。
人口減少社会に詳しい、古田隆彦先生の説によるとこんなメカニズムだそうです。

「人口が減っても、機械化された効率的な生産ができるので生活必需品の需給バランスが崩れ価格が下る」→「その分、ムダな消費をするようになる」

詳しく知りたい方はこの書籍を読んでね。
メチャ高いけど(笑)
「人口減少逆転ビジネス」

どうやら人口減少社会は暗黒の時代でもないらしいのです。
社会保障の問題もあります。
確かに、生活必需品の市場では熾烈な価格競争になると思います。
でも、いや、だからこそ中小企業は別のフィールドで商売をしなきゃだと思うのです。

効率や数字ではなく感性を磨く人材育成が求められる

日本は過去に数回の人口減少社会を経験していて、その度に文化の爛熟が起きたそうです。
例えば、縄文時代では人口増加時代の土器はスッキリとシンプルなのに対し、減少時代ではムダな装飾が施されたものが多く出土しています。
江戸後期の人口減少社会では浮世絵や根付(ストラップ)や屋台文化が開花しました。

なんかヒントになりそうじゃないですか?
生活者の課題が「生きる」から「より良く生きる」に変化するのだと思います。
「より良く生きる」を追求すると人は哲学的になりますよね?
刹那的にもなる。
今は心の豊かさの時代だと言われていますが、人口減少と関連があるかもしれません。

さて、そのような社会になったら人材育成の方針を変える必要があります。
これまでのような効率重視ではないものが求められると考えます。
モノをどれだけ効率よく作っても、買う人がいないのだから。

「ムダを愛する感性」
「生きる意味」
「哲学」
「アート」

そんな感性が求められるのだと思います。
数字や効率ばかり追っていてはダメだと。
かと言って、「次世代のビジネスに対応するために芸術を学ぶ」ってのもちょっと違うと思います。
知識よりも感じる力が大切なのだから純粋に愉しむことだと思う。
「遊んでいるヤツほど稼ぐ」って時代になると思います。

時代によって人の欲望は変わってきます。
人間の欲望は尽きることはありません、人口減少になろうがね。

それでは今日も素敵な1日を!

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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