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顧客に支持される企業には、さらなる繁栄をもたらす良い人材が集まる

シェアを伸ばすことに躍起になっている企業はやがて衰退する

おはようございます。
今日は会議が2つ、その後、来週行われるセミナーの準備をします。

さて、朝からする話じゃないけど、僕が社長に就任した20年前、当時70歳の大先輩経営者が、「俺は若いころ、女を2人も囲っていた」と自慢していました。
思わず苦笑したのを覚えています。
モテるのは羨ましいけど…ちょっとね(笑)
しかし、それにしても「囲う」ってすごく女性に失礼な表現ですよね?
動物じゃないんだからさ。

ま、大昔の話だからいっか。

「顧客の囲い込み」なんていう言葉を使っている企業に明日はない

ビジネスの世界では「顧客の囲い込み」って表現を今でも使います。
普通に使っている、あの言葉、お客様が聞いたら怒りますよね。
そうやら企業の業績が悪いのは、景気の問題じゃないような気がしてきた、古い脳みそが原因なんじゃないかと。

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先日、業界の大きな会合に出た時に、会場に入った瞬間に思いっきり引いたのを覚えています
横断幕に「攻略」って書かれていたんですよ。
あ、関係者の方が読んでいたらゴメンなさい。
お客様に見えないところだから大丈夫って問題じゃない。
営業、もっと言えば経営の哲学に関する重要な問題で、その発想を続けたら衰退は間違いないと思います。

顧客は攻略の対象ではありません。
今の時代は。

モノを普及することが大命題だった時代は終わった

僕は、1994年の就活中に「流通業」という言葉がよく理解できませんでした。
運輸業界を指すと思っていました。
それが、小売関連の業界だって知った時は頭の上に「?」が100本くらい立ちました。
僕の所属が経営学部だったので、担当教授に聞いたら教えてくれました。

ひとことで言えば、当時、企業の命題はモノが十分に普及していない市場に効率良く供給することだったというわけ。
だから「川上から川下へ」なんて言い方をした。
ちょっと乱暴な言い様ですが、「ほれ!モノだぞ?」というのがプロモーションだったと言っても間違いではないと思います。
だって、スペックしか伝えていかなったから。

その時代…成長期は企業の側に主導権がありました。
業界内の競争はありましたが、パイが余っている状態での競争なので、負けてもそれなりに食っていけた時代です。
だから、顧客とともに女も囲えた(笑)

今は違いますよね。
モノ自体はどれもそんなに変わらない。
そうすると必然的に、お客様の選択基準は「誰から買うか?」に変わります。
ちゃんと信頼出来る人から、ちゃんと自分のことを思ってくれる相手から買うようになります。
モノで生活を満たしたいわけじゃなく、豊かになりたいと思っているわけだから、商品・サービスが自分の生活をどのように豊かにしてくれるかを、真剣に教えてくれる人から買いたい。

時代の変化は、過渡期を超えて、新しいフェーズに入ったと思います。

 

顧客とともに繁栄する会社には、自律的な人材が集まる

よく「モノ」ではなく「コト」を売るといいますが、それはそうした時代背景の表れです。
実は、面白いことに、働く人の動機も同様に変わります。
職業を、単にお金を稼ぐ手段として見なくなります。
賃金は重要な要素ですが、それをある程度満たせば、もっと成熟した動機で選ぶようになります。
仕事の面白さとか、人の役に立つ実感、喜ばれる悦び。
そうしたものが選択基準になります。

なぜ、僕が断言できるかというと、弊社では求人広告に労働条件以外の、働く意義や自社で働くことで得られる満足をメインに描くようにしていますが、募集がパンクするほど集まります。
モノを普及させることに躍起になっている企業には、そういう人材は来づらいと思います。

モノではなくコト、顧客…人を中心に捉え、顧客の幸せを創造する企業には、さらなる繁栄をもたらす人材が集まってくる。
ますます、差が広がる時代だと考えます。

さて、今日もがんばりましょうね!

また明日。

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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