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人に光を当てる経営ではなく、自分で輝ける人財を創る

「人は何のために働くのか?」…働く動機は人により様々で、どれが良くてどれが悪いという事はありません。
全部◯です。
しかし、それは経験を積むにつれ変わっていくものだと感じています。

若い頃は最初はお金のため、食うためだったという人が、年とともに他者貢献や自己実現に変わったという人をたくさん知っています。

どんな動機に変わり、本人にどんな変化が起きるのか?…今日はそんな事を考えてみたいと思います。

自己実現欲求の先にある「ライトワーク」とは

人間の欲求を語る上で、マズローの「欲求段階説」は避けて通れないと思います。
今から何十年も前にこのことを説いたマズローは宇宙人だと思います。
すごいよね。
マズローによると、人間の欲求は段階的に変わっていくそうです。
「生理的欲求」→「安全の欲求」→「所属の欲求」→「尊敬の欲求」→「自己実現の欲求」
「食うために働く」というのは1番目〜2番目の欲求段階だと思います。

これの面白いところは、満たされると次の段階に進んでいくという特徴があります。
僕の経験から言えば、満たされると飽きるから進化するのだと考えています。
だから無理して次を目指すのではなく、今の欲求を満たすことが大切だと思うのです。

そして、上の欲求(上も下もないけど)に進むほど創造的な仕事をすることです。
自発的なモチベーションも高くなる。

さて、欲求段階説に似た、面白い考え方があります。
「ライスワーク」→「ライクワーク」→「ライフワーク」→「ライトワーク」です。
それぞれ「食うため」→「好きな事を仕事にする」→「天職」→「人に光を当てる仕事」という関係になります。

自己実現欲求は「ライフワーク」に当たると考えています。

マズローの欲求段階説では自己実現が最終なのに対し、この考え方ではその先に「ライトワーク」を置いているところが興味深いですよね?

「人に光を当てる」

自分が納得する仕事をした結果、それで輝く人が出るというのは素晴らしいことだと思います。
でも、僕は「さらにその先」があると考えているのです。
それは「輝く人を創る」です。

太陽のように輝く社員が現れたら自己成長する集団の始まり

よく「人に光を当てる経営」という表現を目にしますが、指示ゼロ経営ではその考えは持っていません。
わざわざ光を当てなくても自分で光ることができる人財を目指すからです。
僕自身は「光を当てる」という表現におこがましさを感じてしまうのです。

これは星で例えるなら月と太陽の関係です。
自分が太陽で、月を照らすという考え方ではなく自ら輝く太陽になると。

さて、働く欲求が自己実現に達した人は、その輝きで他者に光を当てることができます。
そして、中には次の段階…(光を当てなくても)輝く人が現れる段階に移る人がいます。

例えば、弊社の幹部社員、宮原陽子がそうです。
(太陽の「陽」という字が入っているのに意味を感じてしまう)
彼女の仕事は「地域づくり」です。
地域に住む、色んな個性を持った人たちが集い、地域の課題を自分たちで解決できる場を創る仕事をしています。
今では行政から業務委託を受け、立派なビジネスになっています。

そう言えば、最近、彼女の口から「人に光を当てる」という言葉を聞いていません。
きっと違和感を感ているのだと思います。
現に、地域の人たちを見ていても、彼女に光を当てられて輝いているという印象はありません。最初は、そういう人もいましたが、今では「自己発光」している人が多い。

どうすればその段階に行くのか?
僕は「エンパワーメント」という概念が近いと考えています。
「その人の姿から気付きや勇気を得て、自分で輝き出す」と僕は解釈しています。
例えば、五輪で活躍する選手を見て、勇気づけられる事は多いですよね?
選手は、何も教えてはくれないのに、その姿からエンパワーされる。

活躍している選手だけじゃない。
負けて悔しがる選手や、負けたけど最後まで諦めずにがんばった姿からもエンパワーされます。

そこには依存関係は一切ない。

きっと、宮原の姿からエンパワーされた人が増えていったのだと思います。
ロウソクの炎が別のロウソクに移っていくように、どんどんと輝く人が増えていくようなイメージです。

社内にライフワークに達したスタッフが出ると、その姿が誰かをエンパワーする。
太陽のように輝く社員が現れたら自己成長する集団の始まりです!

社員はシャインなのです!(笑)
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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