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任せられる社員を育てたければ「自由と好き勝手の区別」ができる思考習慣を鍛えよう

社長、上司が部下に仕事を任せるのは口で言うほど楽なことではありません。
任せることへの抵抗…それは「好き勝手やられたら困る」という心配があるから生まれるのだ思います。

「自由は良いが、好き勝手はダメ」
この認識がない人に任せることはできませんが、何が自由で何が好き勝手か?の判別をするのって難しいことだと思います。
人は自分に都合よく解釈する生き物だからね。

今日は、社員が好き勝手にならないための、社内で共有すべき思考法について考えたいと思います。

プラス面だけでなくマイナス面を考える思考が大切

そもそもなぜ、好き勝手な判断をするのか?と言えば、全体を観ていないからです。
自分の小さな枠の中で物事を考えると好き勝手になってしまいます。
自分の意思決定や行動が全体に与える影響を考えないから。
それって、家計のことを考えずに「お小遣いを増やして欲しい」と言っている子どもと同じだよね?

子どものような大人もいます。
で、彼らを子どもにしているのは誰かと言えば社長、上司だと考えています。
子ども扱いするから子どものままということ。

子どもを大人にする一番の方法は「大人として扱うこと」だと思います。
大人の意思決定、判断は、やりたいアイデアに対してそのプラス面とマイナス面を考えます。
その上で、プラス面が活きマイナス面がなくなるアイデアを考えます。

「アイデア」→「プラス面」と「マイナス面」→「+−を勘案したアイデア」
この思考が出来ること。
例えば「毎年、定期昇給があった方がいい」という意見があったとします。
子ども社員は、それを実行した時の会社全体への影響を考えずに好き放題に言います。
面倒なのは、それを「それらしく」言うことです。
「社員の給与が上がった方がモチベーションに、どうたらこうたら」と。

彼らを大人にするには、プラスマイナスを勘案したアイデアを出してもらうことです。
「業績が良くならないのに昇給をしたら会社にダメージを与えてしまう。だから、これだけの利益が必要だ。業績を見て昇給額を判断する」といった案になるわけです。

それさえ出来れば「月給100万円」だって良いわけですよね(笑)

そして、アイデアを行動に移した時に、自分で課程と結果をジャッジして改善できるのが大人です。
だから、情報公開が必須だと考えるのです。
決算書など、開示された情報を自分たちでチェックし、芳しくない場合、どうすれば良いか?を自分たちで考える。

これが一人前、大人な社員だと考えます。

社長は答えは出さない、課題だけをそこに置く

プラス面とマイナス面を勘案できる社員には、思い切って任せることができます。
が、しかし、ここで社長がやってしまうのが、任せきれずに口を出してしまうことです。

社長の方が全体を観る視点が養われているから当然のことです。
でも、そこで口を出したら社員の主体性は破壊されていましますよね。
だから「どこの部分に口を出すか」の判断が大切だと考えています。

口を出してはいけないのはアイデアです。
要するに結論です。
「アイデア」→「プラス面」と「マイナス面」→「+−を勘案したアイデア」で言えば、最初と最後の部分ね。

「答は出さない」がキーワードです。
じゃあ、どこに口を出すのかと言えば、プラスマイナスの部分。

「マイナス面がまだ十分に上がっていないと思う」「こういうマイナス面もあると思うよ」と。
つまり「ケチをつける」ってこと(笑)
言い換えれば「課題をそこに置く」ということです。
まだ全体を観て判断する力がついていない場合、ケチをつけるのは有りだと考えています。

「答は出さずに課題だけを置く」

でも、いずれはそれもしない方が良いと考えています。
慣れてプラスマイナス思考が身についたら実行してもらうのが良い。
その場合でも「開示された情報を自分たちでチェックし、芳しくない場合、どうすれば良いか?を自分たちで考える」という機会があるので、そんなに心配は要りません。

「蓋を開けたら大変なことになっていた」という事は、情報を十分に開示しない場合に起きること。
情報共有ができていれば、少し雲行きが怪しくなった時に気付くはずです。
もし、気付かなかったらケチをつければ良い。

こう考えると少し、任せることが怖くなくなりますよね。

仕事をする上で自由の味は格別なものがあります。
自由な人は、自分の個性を活かし良い仕事をします。
ヤル気も自家発電します。

やる価値はすごく大きいと思いますよ!

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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