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集団のメカニズムを知ると任せられる、社員たちを信頼できるようになる

「ミーティングをしても社員が発言をしない」「アイデアを出すのはいつも社長で社員はそれを黙って聞いている」
ミーティングが活性化している会社は意外と少ないと思います。
人は自分で決めた時に自発的になりますから、社長が出したアイデアは社長が望むようにはなかなか実行してくれません。
特に現場の改善、改良に関しては一番現場を知っている社員から出して欲しいですよね?

今日は、それを見事にやった社長の事例から「自分たちで決め考え行動する集団」が育つには?ということを考えたいと思います。

集団が自律的に動くメカニズムを知ると任せられる

アイデアを出せるかどうか?は企業の明暗を分ける大事です。
企業活動は「決め、実行し、改善する」の連続ですからね。
決めなかった事は実行しようがないし、当然改善もない。

だから、アイデアを出せる集団は強いです。
さらに、それをリーダーではなく自分たちで出せたら、その後の実行レベルが上がりますよね?
人は自分で決めたことには自発的になるし責任も持つから。

「自分たちで課題を見つけ、考え、決め行動し改善する」…これを自律的にやるのが指示ゼロ経営の基本です。

そんな集団づくりに着手した社長から嬉しい報告をいただきました。
愛知県で病院などにカーテンを販売する、株式会社キングラン東海の原田浩史社長です。
原田さんは昨年、指示ゼロ経営のショートセミナーに参加しました。
ショートセミナーは年に数回やっていますが、彼が参加したのは1年に一度だけの「特別バージョン」でした。

何が特別かって、セミナーの前に夢新聞を見学できるんです。
4月に入学したばかりの中学1年生のクラスが、大人(講師や担任)の力を借りず、指示も命令も受けずに、全て「自分たち」で考え助け合い、全員が制限時間までに夢新聞を完成させてしまう現場を見れるのです。

原田さんはセミナーでの気付きを持ち帰り早速社内で実践しました。
何をやったのか?
同社はサービス業なので接遇の向上は大きなテーマです。
これまでは社長が提案したりアイデアを出していたのですが、それを全て自分たちでやってもらうことにしました。

「な〜んだ、簡単なことじゃん。任せるだけじゃん」って思いますよね?
それがそんなに甘くないんです。
基本を知らない人がやると大体、ミーティングが始まっても社員さんが発言しないから、気づけば社長がリードしていたという状態になります。

集団が自律的に動き出すにはちゃんとしたメカニズムがあり、任せるにはそれを知ることが大切です。

任せて上手く行くと信頼が生まれ、さらに任せられるようになる

集団の1人1人が一斉に動き出すことはほとんどありません。
緊急時くらいなものです。
普通は、最初に動き出す人が数名いて、その姿を見たまわりの人に徐々に伝染していくのです。
実際に原田さんの報告にもこんな言葉がありました。

毎週10分間、接遇向上のミーティングが開かれていて、これまでは社長がアイデアを提案していたそうです。
それを集団に任せたのです。

最初は沈黙があり、お互い様子を見ていましたが、1人が口火を切り、接遇についての課 題や悩みを話し始めました。そしてその解決策の話になり、自分たちにできる範囲のことは何かを話しました。

指示ゼロ経営のメカニズム…自律型集団になつ6つの要件を知ると、目の前で起きている事を客観的、冷静に見ることが出来るんです。

さらに、こんな感想を述べています。

私もサービスについていろいろ提案してきま したが、このようなアイデアは全く思いつきませんでした。彼らが自ら出して決めたアイデアでした。

1人よりも集団の方が多様なアイデアを出すことが出来るのです。
今は変化が激しい時代ですので、リーダー1人が多くを決めていては決断が遅れるし、アイデアも単調になる、さらに常に正解を出し続けることは難しいと思います。

そして報告の中には「アイデアは即日実行された」とありましたが、指示されたことではなく自分たちで決めたことは実行が早く、高質なのです。

任せるのは勇気が要りますし信頼していないとできない芸当だと思います。
だからこそ、メカニズムを知ることと、まずはミーティングなど失敗しても痛くないことから始めるのが良いと思います。

集団が自律的に動く体験は、その後の社員さんたちへの信頼を生むのだと考えています。

報告の最後にこんな嬉しい言葉がありました。

指示ゼロ経営の6大要件という体系立ったものがあったおかげで、それに即して思い切って任せることが 出来ました。そしてその任せることが、良い結果を生みました。今は、彼らが自主的に改善をしていってくれるこ とを信頼出来ています。

「任せて上手く行くと、さらに任せられるようになる」
これは、さらに自律性が加速する予感がしますね〜!

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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