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問題・課題の提起だけで解決しようとしない社員をどうするか?

代わりに考えてあげてしまうから自分で解決しようとしない

社員は問題を提起するだけ、考えるのは社長や経営陣…そんな状態になっている会社は結構多いと思います。
社員からは「悩み相談」というカタチで上がってきます。
例えば「うちの部署は問題が起きても、我関せずになっている社員が多い。改善すべき課題として検討して欲しいです」って具合にね。
人間関係に関する相談が来るケースも多いと思います。
 
社長は、それを自分事と捉えるから解決に乗り出すのですが、僕は「それは社長が解決しなければならない問題か?」と疑問に思っています。
自分事の社員が育っている会社では、改題の提起だけじゃなくその解決までを主体的にやってしまうから。
 
今日は、課題を自分たちで考え行動する集団は「速く」「上質に」解決してしまうという話です。
 
少し話は変わりますが、今から4年前、僕は長野県のPTAの役員をやったことがあります。
ある時、中高生のLINE問題を議題にした会議が開かれました。
県の教育委員会と教員、PTAの役員で2時間ほどウンウン唸りながら議論しました。
僕は、ずっと違和感を感じていたのですが、終わる直前にその正体が分かったんです。
「この場に当事者である子どもがいない」ってこと。
 
LINE問題の当事者は子どもたちですよね?
当時者不在で、大人がお膳立てをしようとしていることに対する違和感だったわけ。
LINEを使うのは子どもたちの自由ですが、自分で決めてやったことが何を招くのか?…それを考える主人公は子どもたちだと思うんです。
 
代わりに考えてあげてはいけない。
考える「場」だけを設営する、情報だけ提供し自分たちで考えることです。

解決策を出すことではなく、出せる集団を創ること

実は先日、僕が住む町の教育長とこの話をしたら、自分たちで考え効果を上げた事例を教えてくれました。
高校生のLINEの使い方がなっとらん!ということで、適切な使い方を自分たちで考える機会をつくったそうです。
教員は場の提供だけをした。
LINEで悪い大人に騙された事例ね(笑)
それを自分たちで考え、LINEの使い方を自分たちで出したそうです。
そして…ここからがポイントですが、それを中学校に出向き教えたそうです。
 
「人は教えた時に本当に学習する」…まさのこれを地で行ってますよね。
 
会社でも同じだと思います。
僕にも経験がありますが、問題・課題を挙げると、自分が意識が高いと勘違いしてしまうものです。仕事をした気になっちゃう。
よくあるでしょ?
「もっとこうすべきだ」「◯◯が問題だ」と言うだけで動かない人って。
評論家じゃないんだから解決策を考え行動してほしいものです。
 
もしかしたら解決するのは上司、社長の仕事と思っているかも知れませんが、そんな風土では変化に対応できません。
社長が常に正解を出し続けられるような時代ではないからね。
 
社長が解決に走ると「言えば叶えてくれる」と学習するから、次からもっと上がるようになります。
気づけば、社長の目の前に未解決の問題が山積みになる。
自明の理だよね。
 
だから叶えてあげてはいけないと考えるのです。
 
「解決策を出すことではなく、出せる集団を創ること」
それが社長の大事だと考えています。
 
それが「みんなにとって」一番、得をするカタチだから。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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