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ビジョンは無理して明確にする必要はない。自在に变化しよう

企業のビジョンは無理して明確にする必要はない、そう考えています。
明確なビジョンが不要というわけではなく、あればあるに越したことはないですが、ない場合、漠然としたもので良いと考えているのです。
 
行動していくうちにぼんやりと立ち上がってくると考えているからです。

行動していくうちに、よりしっくり来る未来が観えてくる

ゼロから起業する人はアイデアがありビジョンもハッキリしていると思います。
ところが、特に後継社長のように、これまで続いてきた事業があり、それが今、時代に合わなくなってきて、事業のあり方そのものを変えなきゃいけない場合はビジョンが明確でないことが多いと思います。
 
「何を、何に変えたら良いかが分からない」
そんな時は、無理して明確にせずに「とりあえず、こんな感じ」で良いと考えています。
とりあえず決めて変えていくのが良い。
 
例えば、先日、スターバックスで夢新聞ワークショップをやりました。
自分の未来を1枚の新聞…未来の日付の新聞にするワークショップですが、今回、リピート参加してくれた方が数名いました。
みんな内容が前回と変わっているんだよね。
とても良いことだと思いました。
とりあえず描いて行動したら、どうもしっくり来なかったのだと思います。
 
 
でも、夢がコロコロ変わるという感じではありません。
自分のあり方は同じで、その表現方法が変わったのです。
 
例えば、ある女性は、前回は「和っぴーにゃんこ」という猫のぬいぐるみの制作活動を広げる未来を描きました。
高齢者などがぬいぐるみをつくり、それを販売し、利益をみんなでシェアする活動です。
この活動の本質は「人と人が繋がる」です。
この女性はそれがしたいのです。
 
今回は「ショップがオープンした」という未来を描きましたが、ぬいぐるみ活動を含め、もっと有効な方法に昇華したのです。
 
「本質は変わらず、方法が変わる」…ビジョンが変わるのです。
 
企業の活動も同じだと思います。
行動していくうちに、よりしっくり来るものに変わっていく、そんなやり方が良いと考えています。

軸を失い右往左往する経験すら糧になる

本質は変わらずに方法を変えるためには、取りも直さず本質を大切にすることが欠かせません。それはすなわち、自分に正直であるということ。
「自分はそれがやりたいのか?」ということ。
その軸がブレると、儲かれば何でも良いとか流行だからといった事に流されてしまいがちになっちゃうよね。
 
でも、それも全くのムダではないと思います。
 
例えば、僕は20年前に家業の新聞店を継ぎましたが、当時、新聞業界はピーク期でした。
継いだ翌年から衰退が始まり、商売のカタチを変えなきゃいけませんでした。
でも、何をやったら良いか、明確なビジョンなんてなかった。
直近の課題は売上の回復です。
で、そこに意識が奪われ、なんと打った手が「長野県の名産の通販」だった(笑)
当時、ネットショップが成長期に入ったころだったからという単純な理由です。
 
軸もへったくれもありゃしないよね。
僕が知る、とある学習塾はある日突然、フィリピンパブに変身したのですがそれと同じくらい軸がない(笑)
 
結局、始めて1年位した頃に、大きなクレームを出してしまい閉店しました。
その時に思ったことが今の自分を作っています。
それは「所詮、簡単に止めてしまえる程度のことだった」ということです。
軸がないってこういうことです。
 
振り出しに戻り、また違う未来を描き、それも失敗。
「もうだめだ」と思った時に気付いたのは、色んなことをやったけど、一貫して思っていたことは働く人の個性、才能を尊重した経営をしたいという思いでした。
そこが僕の軸だったんだよね。
「まさかそこが…」と思ったのですが、気付いてみるとすごくしっくり来るわけです。
 
だから今、指示ゼロ経営がある。
だから、今、主体的な地域づくりの事業がある。
 
それは行動したから気づいたことなのだと確信しています。
 
明確なビジョンがなければ無理してつくる必要は決してない。
とりあえずで行動して行くと、やっていくうちに観えてくる…そう考えています。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
 
 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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