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どんな状況も追い風にしてしまう発想法

モノではなく人間の欲望にフォーカスする

最近、気付いたんですが、ここ数年景気の話をする経営者が減ったと感じています。
景気が良くなればみんなが良くなる、悪くなればみんなが悪くなる…そういう時代じゃないという認識が定着したのだと思います。
業績が良い企業とそうでない企業とでハッキリと差が出ています。
 
特に成長期を支えてきた産業が衰退期に入り、調子が悪くなっている企業が多いと思います。
これまでの延長線上で改善しても良くならない…発想のベースごと変えなきゃいけない時期に来ています。
 
発想のベースを変えるというのは「今扱っている商品・サービスを一端、脇に置いて考える」ということだと考えます。
モノの事は考えずに「人」…生活者のことを考えるということ。
今の生活者の欲望、望みは何か?を察知して、それを叶えるのに自社は何ができるか?を考えることだと思います。
そう発想すると、これまでとは全く違った商品・サービス、ビジネスモデルが生まれ落ちる可能性が高くなると思う。
アイデア理論の福井 直樹も同じことを言っていました
例えば、新聞業界がまさにその状態に置かれています。
「紙に情報を乗せて売る」というビジネスモデルが衰退期に入っています。
売り手がどれだけ紙の新聞の優位性を訴えても、生活者が「情報はスマホで手に入る」と言っているのだから、それが正解だと思います。
 
だから「紙にこだわる」という発想を一端、脇に置いた方が良いと思います。
僕が住む長野県の新聞社の社長が「我々は、生活者の『より良く生きる』を応援する」と言いましたが、それが正解だと思いました。
 
どんな時代になっても「より良く生きる」という欲望はなくなることはありませんよね?
「より良い生き方」は時代によって変わりますが、欲望は永遠に不滅です。
欲望がある限り商売も不滅なのです。
 
今扱っている商品・サービスを一端、脇に置く。
生活者…「人」が何を望んでいるか?にフォーカスすることだと考えます。

人間の欲望がある限り、世界には追い風しか吹かない

その視点で人を見た時に、僕は小さなチャンスを見つけました。
高校2年生の息子とLINEのやり取りをしている時でした。
返信が「おk」とか「りょ」なんだよね。
最近では「りょ」が「り」になった(笑)
「最近の若いもんは〜」と言ったら立派なオッサンですが、思わず「お前、ちゃんとした文章は書けるのか?」と聞いてしまいましたよ。
僕は息子にSNSに強くなって欲しいと思っていますが、同時にちゃんとした文章も書けるようになって欲しいと願っています。
 
そんな時にたまたま2020年から大学入試の大改革があることを知りました。
これまでの単発の知識を吐き出すスタイルから「記述式」に変わるそうです。
自分の考えを端的に述べる力が求められるわけです。
 
「◯◯について300字以内で述べよ」に対し「りょ」じゃ落第だよね(笑)
そこで新聞の記事を息子に見せ、「これ、お前はどう考える?」と質問をするようにしています。新聞って、文章は堅いけど、物事を端的に述べることには長けています。
そういう文章「にも」触れたほうが良いと思ったのです。
そして、それをアウトプットする訓練をすることだと。
 
「にも」と言ったのは、堅い文章だけだと理屈っぽいヤツになってしまうので、小説にも触れて欲しいし、感覚を伝えるSNSもやって欲しいからです。
 
で、思ったんです。
「こういう力をトレーニングする子ども向けの講座をやろう」と。
新聞社には、そのために資源が豊富にある。
そこで新聞社に連絡をして記者を講師として派遣してもらう手配をしました。
9月に開催が決まりました。
 
人にフォーカスしたら「欲望」が見えた。
 
欲望は永遠に不滅です。
欲望がある限り商売も不滅です。
欲望がある限り、世界には追い風しか吹いていません。
 
商品・サービスの事は一端、脇に置いて「人間の欲望」に目を向けることが大切だと考えています。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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