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激しい変化に適応したければ「協働・共創」が起きる集団に変革せよ

僕には大学生と高校生の子どもがいますが、これからの激変の時代を生き抜くのに1つだけ身につけて欲しい力を上げるとすれば「どんな時代、どんな場に行っても仲間と協働する力」を上げます。
これが最も汎用性の高い能力だと考えているからです。
 
私たちは子どもの頃から「他人を頼ってばかりいないで自立せよ」と教え込まれてきましたよね?
もう時代が違うと思います。
「自立した者同士が協働する」…これが大切だと思うのです。

変化が激しい時代には「協働・共創」の力が求められる

困難の時代、変化の時代ほど協働・共創が求められます。
私達の祖先は、そうやって幾多の困難を乗り越えてきました(NHKスペシャル風に 笑)
私たちはホモサピエンス(Hと表記)ですが、大昔はよく似たネアンデルタール人(Nと表記)がいました。
NHKスペシャルによると、Nは身体が頑丈で何でも1人で行動できたそうです。
一方、祖先のHは身体が小さかったので協働・共創で生活をしてきたそうです。
共同体をつくり知恵を伝承し、環境の変化に対応してきたから生き残ったという説が有力だそうです。
 
hn
 
あ、関係ないけど、左が私たちの祖先Hで右がNです。どう見てもNの方が現代人に近いよね?(笑)
って言うか、Nに似てる友人、知っています(笑)
 
環境の変化が激しい時代は、仲間と力を合わせ知恵を出すことがとても大切だということ。
そして、今はそういう時代です。
ビジネスで言えば、昔は大量生産・大量消費に支えられ経済がグイグイ伸びていきました。
生活者の望むものも分かりやすかった…いわば正解があった時代ですね。
そういう時代では上昇気流の一番上を目指すのが成功への近道だった。
だから他人よりも良い成績をとって良い大学に行き、大きく安定した企業に入ることが勝利の方程式だったのだと思います。
 
それが今は、生活者も自分が欲しいものが分からない…正解がない、正解が無数にあるとも言える時代です。
知恵が要るんだよね。
 
だから「勝ち組負け組」の発想を捨て、協働・共創にシフトしなきゃいけないと考えます。
社内で戦っていたら船が沈んじゃう、そうなったら一番もビリもみんな海の底です。

クリエイティブな集団を育てる3つのポイント

人材を「人財」と書くことがありますが、今こそ必要な考え方だと思います。
AIが発達すると人間にしかできない力をもった人財が求められます。
それは「創造性」だと思います。
まったくの新しい発明は難しいかもしれませんが、既存のもの同士を組み合わせて「そうきたか!」と言われる価値を創造する力です。
 
KJ方の開発者、川喜田二郎先生はこう言いました。
 
何かを創造するためには、できるだけ異質なものを数多く集めなければならない
 
これに習えば、色んな経験や知識を持つ人財を集めることだと思います。
とかく企業は同じような人を集めたがりますが「ちょっと苦手」と思えるくらいの人を入れた方が良いと思うんだよね。
 
さらに、何も社員である必要はなく、そこにお客様も入っても良い、取引先に入ってもらっても良いと思います。
そして、彼らが協働できる環境を創ること。
 
それが経営者の最も重要な仕事の1つだと考えます。
 
そのために大切な要件が3つあると考えています。
1つは、大目的…ミッションを持つこと。
「みんなが実現を望む意義ある目的」です。
 
例えば、弊社は日頃から僕の知らない人が会社に出入りしています。
彼らは、ウチの「この街に住む、色んな個性が活きる地域づくりを実現する」というミッションの共感者です。
指示ゼロ経営の地域版って感じね。
農家もいる、主婦も商売人も行政マンもいます。
 
彼らが集い色んなアイデアを出してくれるのですが、そこで、もう2つ目の考え方が大切になってきます。
それは、みんなが自由に発言できる環境です。
自由に発言できないと誰かの意見に思考停止で従ってしまうからです。
これは怖いよね?
みんなで地獄にまっしぐら、なんて事になりかねません。
 
3つ目は上下関係をつくらない事です。
年配者への配慮とかは必要ですが、誰が偉いとかそういう階層をつくらないことが大切。
 
上下関係をつくってしまうと、何か問題が起きた時に上の人に相談するようになりますが、それだと多様な知恵が活きないでしょ?
だから同志の関係をつくり維持することが大切だと考えるのです。
 
「色んな問題が起きそう」と言われることが多いですが、その通りです。
でも、問題の数だけ集団で解決するのでどんどんと良くなります。
管理者が1人で考えるよりもずっと多くの問題を「早く、正確に」解決してしまいます。
 
社外の人を入れるかどうかは好み次第ですが、少なくとも社内をそんな環境にすることはとても大切だと考えます。
 
「自立した者同士が協働する」
 
変化が激しい時代の組織づくりです。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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