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成果を上げる集団になるための最初の一歩はこれだ

人の集団は、1人1人の知識と経験を集結すれば相当な問題まで解決できます。
社長が1人で考えて指示を出すよりも、ずっと素晴らしいアイデアを出すことができると考えています。
集団の力は想像以上にすごいのです。
 
素晴らしいアイデアを出せるだけでなく、自分たちで出した案には自発的に取り組むし、責任も持ちますから成果がまったく違ってきますよね。
 
今日の記事は「自分たちで考え答えを出す」…この理想の状態を創るにはどうすれば良いのか?そのために欠かせない要件を考えたいと思います。

1人では解決できないことでも集団なら解決できる

僕は、このことをセミナーでお伝えする以上、セミナーでもこれを徹底するようにしています。
僕が教えなくても自分たちで考えれば分かることは参加者のみなさんに考えてもらっています。
そもそも経営は人間の営みなのだから、相当なことまで参加者の経験から答えを出せると考えています。
例えば、先日大阪で指示ゼロ経営の基礎セミナーを行いました。
その中で「集団内に何かを達成しようとする自律的なムーブメントがどう起こるか?」という内容がありました。
 
経験があると思いますが、誰かがポンと出した素晴らしいアイデアに「それいいじゃん!」とフォロワーが付き、その輪がどんどん広がったということってあるでしょ?
指示命令がないのに自分たちで役割を決め、ポンポンと前に進んでいく。
 
それを学ぶのに、僕がしたことは、それがよく分かる3分程の映像を見てもらい、「ムーブメントが起きるために大切な要件をみんなで考えてください!」と言っただけです。
 
これが見ていて本当に面白い。
ほぼ例外なく、次のプロセスを経て素晴らしい集団に変容します。
まず、ぎこちない状態になります。
みんなキョロキョロする(笑)
いきなり僕からムチャ振りされて、最初は「え!?何をすればいいの?」という顔をします。
しかし、すぐに1人か2人が行動を起こします。
それに続く人が出て、ぎこちない議論が始まります。
しかし、15分もすると気が合ってきて、議論が少しづつ活性化していきます。
最後には、アイデアがアイデアを呼び、どんどん進む…1つのミッションに向かう共同体になります。
 
IMG_4220
 
講師の役割は…何もしないこと。
最後に、「今体験したのが指示ゼロ経営です」と言うだけ。
 
楽な商売だな(笑)
 
でも、これが一番学習効果が高いのです。

会社を「素の自分」でいられる安全な場にする

この状態を社内で創るわけですが、そのために欠かせない事があります。
それは「安全な場づくり」です。
発言をするのって、すごく勇気がいることなんです。
バカにされるかも、笑われるかも、否定されるかも…怖いよね?
 
セミナーは初体験の人が多いからなおさらです。
だから、僕はセミナー開始の早い段階で参加者同士のことを知れるように交流ゲームを何回もやるんです。
そうすると段々と打ち解けてきて発言がしやすくなるんです。
 
会社も同じだと考えています。
実は、社員同士知っているようで知らないということが多いと思います。
業務上の役割は知っているけど、プライベートのことは知らないことが多い。
仕事上の別人格で交流していることは多いと思います。
 
「素」が分からないと安全な場にはなりづらい。
だから、社員同士が仕事以外の色んな素を知ることが大切だと考えているのです。
人に知られたくないことは隠した方が良いと思いますが、趣味や家族のことなど、できるだけお互いを知ることって大切なんだよね。
 
そのためには社長から率先して素をさらけ出すことだと考えています。
人間関係には「自分が開示したものだけを相手から受け取れる」という原則があります。
仕事の話しかしない人には、相手も仕事の話しかしません。
素の自分を話すと、相手も素の自分で接してくれる。
そういうものだと思います。
 
僕もそうだった。
30歳くらいの時はプライベートの話は一切しなかった。
「仕事とプライベートは分ける」という主義だったのです。
でも、それが行き過ぎて、「休日も仕事をしてます」ってアピールが多かった。
僕がそうだと社員もそうなり、社内はいつも変な緊張に包まれていました。
 
今では、社員は僕がよく遊んでいることを知っているので、みんなも自分のプライベートを話してくれるようになりました。
そうなってから、すごく場の雰囲気が明るく活性化しました。
 
人の集団は想像以上に賢く、相当な課題まで自分たちで解決する力を持っています。
そのためには発言がしやすい場を創ること。
みんなが素の自分を出せる雰囲気があること。
まずは社長から素をさらけ出すこと。
 
そう考えています。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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