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働く人の幸せを目的にする企業が利益を手にする時代になった

経営の究極の目的は何か?
僕は「幸せの創造」だと考えています。
金儲けもその手段だと。
その中でも僕は「働く人が幸せな人生を送ること」…それを第一に考えています。
 
ここを起点にすると儲けも社会貢献も実現すると思う。
その理由は、儲けも顧客の喜びも、社会貢献も、働く人たちが創り出すから。
社員がちーんとしている会社じゃ魅力的な価値はつくれないよね?
人が輝いている会社は何でもできる、そう思います。

創造性豊かな会社は人を大切にしている会社である

現代は「人的資源経営の時代」です。
市場にモノ・サービスを供給することが命題だった時代では、従業員はまさに「業務に従う者」だった。
上が考えた業務に下の者が従う、そんな関係…いわば「手足」でした。
その発想では「人間よりも、文句を言わず24時間働き続ける機械の方が良い」となるよね?
しかし、その時代はとうの昔に終わりました。
モノの豊かさから心の豊かさを求める時代になり、それは人間にしかできない仕事だからです。スタッフは「頭脳」になります。
 
それを実践している企業では「人を使う」という言葉に違和感を感じています。
スタッフをパートナーとして迎え、彼らの考えを尊重します。
彼らの幸せを真剣に考えるようになるんだよね。
 
ほぼ例外なく、創造性豊かな会社は人を大切にしている会社です。
 
先日、静岡県富士市にある洋菓子店「mimi」でBMR研修を行いました。
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BMR研修は、社長の想いを反映した「みんなが実現を望む会社のビジョン」を、未来の日付の新聞としてまとめるワークショップ。社長も社員も全員参加で自社のビジョンを話し合い、さらに、1人1人が自分の個性を活かしどんな活躍をしたか?…プロセスを新聞記事の中で描きます。
ストーリーのある経営計画書を創るワークショップってわけ。
BMRの詳細はコチラです。
 
mimiさんの社長、木伏良仁さんは研修の中で、社員さんへ想いを語るプレゼンでこんなことを言いました。
 
「ケーキ作りをまったく知らなかった僕がここまでやってこれたのは周りの人…社員さんや先代のお陰です。みんなに支えられてきた、だから僕はその恩返しがしたい」と。
しして、「それは、みんなが仕事に、お店に誇りを持ってもらえることだと考えています。子どもが『mimiで働きたい』と憧れる、そんな店にしたい。1人1人の夢を叶える場でありたい。」と。
 
これを聞いた社員さんは何を感じるでしょうか?
きっと会社を、仕事を自分事として考えるようになると思うんです。

仕事で得られる幸せを、社長が具体的に語っているか?

働く人たちが何を求めるか?…価値観は人それぞれですが、やっぱり動機は物資的な豊かさから心の豊かさにシフトしていると思います。
先日、産経新聞の「働き方」に関する調査で「給与よりも休日を重視する」と答えた新入社員が半数を上回ったそうです。
 
お金のためではなく豊かな人生を送ることを優先する人が増えている。
でも、僕は幸せは休日のみにあるとは考えていません。
仕事も幸せ、休日も幸せ…そんな欲張りな考えを持っています。
両方で豊かになることだと思っています。
 
BMR研修の中で木伏社長がこんな事を社員さんの前で言いました。
 
以前に、実際に起きた話しを事例に「仕事を通じてこんな思いができる会社にしたい」と熱く語りました。先日ご来店くださったお客様が『病院に持っていくんだけどね、どれが喜ぶかな…』とご相談くださいました。『女房がね…先が短くてね…最後に何か好きな物を食べさせてあげたくて今、何が1番食べたいか聞いたら…mimiさんのケーキが食べたいって言うからね今日、来たんだよ…今、僕にできる事って、コレぐらいしかなくて…女房に先に逝かれるほど辛い事はないね…』とお話しくださいました。その最後という言葉の重みに胸が詰まり私は『奥様、きっと喜んでくださいますよ』としか言葉を返せず、涙が出そうになりました。そして、最後に食べたいと思ってもらえたケーキがmimiのケーキだったことに感激、感謝などいろんな感情が入り混じって込み上げてきました…いつもは、笑顔でお見送りしますがこのときだけは入社以来初めて真顔で涙目でお客様をお送りしました。mimiのケーキをお二人で食べてるその瞬間だけでも幸せな時間を過ごして頂けるように心からお祈りしております。
 
「人生最期に食べるものがmimiのケーキだったら、どれだけ幸せか?」
 
もちろん価値観は人それぞれだから強制はできません。
でも、社長としての思いを具体的な事例で語ることはとても大切なことだと思います。
 
社員さんたち、すごく真剣な眼差しで木伏社長の話を聞いていました。
 
経営の目的は「幸せの創造」
手段と目的を正しく認識すること。それが手段である利益も社会への貢献も実現できるのだと考えます。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

【受付中】全員参加で会社の未来を創る「BMR研修」

指示ゼロ経営を体験型ワークで学ぶ社内研修です。
まずはお問い合わせください。
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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