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変化に柔軟に対応するためには組織も役職もつくらない

部署間の壁が邪魔をして仕事がスムーズに進まないことはよくあります。
これは小さな会社でも起こります。
「それはウチの部署の仕事じゃない」と言えば、別部署も同じことを言う。
または、部署間のコミュニケーションが取れずに、仕事がキレイに流れない。
まるで別会社の集まりのような状態になりがちです。
 
人の集団は組織として落ち着くことを好みますが、安定と挑戦は同時に成り立ちませんから、組織は固めちゃいけない、そう思います。
 
変化に柔軟に対応できる組織はどうやってつくるか?…今日はそんな事を考えたいと思います。

役職をつくらないことで柔軟な組織ができる

僕は理想の組織は「サイボーグ009」だと思っています。
あ、マンガの「009」のことね。
ミッションが出るとそれに相応しいメンバーがサッと集まって、達成するとサッと散る、そんな集団です。
これが変化に即対応できる組織の在り方です。
大企業は別ですが、小さな会社なら、このスタイルが良いと考えます。
 
そもそも組織は何かをやるために結成されるものだから「組織ありき」では上手くいかないと思います。
何かをやるために編成された組織は、そのままの形で新しい挑戦をすることは難しいのです。
解体して再結成されるスタイルが理想だと考えます。
 
組織の硬直化に拍車をかけるのが「役職」…ヒエラルキーの称号です。
一度手に入れた地位を手放すのは大変ですからね。
「変わりたくない」という思いが生まれ、それが硬直化を起こします。
 
弊社には役職を持った人は僕しかいません。
プロジェクトによって役職が変わるのです。
役職名は社員が自分で考えます。
 
以前に、社員宛てに届いた郵便物に「営業本部長◯◯様」ってのがあった。
それを見て「支部もないのに、本部長ってなんだよ?」って思いました…笑
プロジェクトが変わったら、今度は「代表取締役◯◯様」って宛名になっているし 笑。
その社員に聞いたら「代表取締役とは書いていない、”代表”と書いただけだ。だって会社を代表して人に会いに行っているのだから」と言いました 笑。
 
他にも「お客様係」だった人が「地位づくりコーディネーター」になったりと、勝手に役職名が変わっています。
 
組織を固定化せず、プロジェクトに応じて形を変えること、役職を自分で考えることで柔軟な組織が実現すると考えます。

変化が激しい時代には柔軟に形を変える集団をつくる

仕事には「現在の仕事」と「未来を創る仕事」があります。
過去を清算する仕事もありますがね(笑)
 
現在の仕事には安定が求められます。
例えば、新聞配達員が「明日は別の区域を配りたい」とか「明日から事務員になる」なんて勝手にやったら意味のない混乱を招きます。
安定していたほうが良い。
 
しかし、未来を創る仕事には柔軟性が求められます。
弊社では正社員は全員、未来を創る仕事をやっていますので役職名はありません。
作業もほとんどありません。
彼らの仕事は「たくらみ」です。
 
彼らがどうやって作業をしなくて済むようになったか?はこの記事を参考にしてね。
彼らのミッションは「たくらみ、仲間を巻き込むこと」です。
作業は基本、パート・アルバイトでこなしていますが、一日中作業が詰まっていることはなく適度な「時間的ゆとり」があります。
 
なので、新しいたくらみが決まったら「一緒にやろうよ!」と巻き込み、ミーティングに参加してもらいます。
ミーティングは業務通達ではありません。
「こう決まったのでよろしく」ではなく、一緒に細かなたくらみをしています。
参画してもらわないとと自発性は発揮されないからね。
 
例えば、新聞配達員がイベントの企画にも加わり、看板を作ってくれたこともあります。
 
IMG_7726
 
安定と柔軟が同時進行で行われる組織体だと思います。
 
「組織を固定化しない」
「役職を決めない」
「参画できるだけのゆとりを持つ」
「巻き込む」
 
変化が激しい時代には柔軟に形を変える集団が適していると考えます。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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