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組織を活性化されるのが上手なリーダーは「みんな」という言葉を使う

社長、マネージャーは社員間の温度差を気にしますよね?
そして、やっている社員よりやらない社員に目が向き、悩み嘆くことが多い。
僕も今でもそうだから、すごく気持ちは分かるのですが、それは逆効果だと考えています。
 
「目を向けた部分が全体に広がる」という法則があるからです。
だから、やっている社員を見たほうが良い。
その方が効果的だからね。
 
今日は、やっている社員の行動を全体に広げるには?という話です。

人は楽しくやっている輪に入りたいもの

「人は自分の意志でのみ動く」…これは人間の理だと思います。
だから、やっていない人に目を向け、なんとかしようとしても思うようにはいきません。
それこそ、馬を水飲み場までは連れていけるが水を飲ませることは出来ないのと一緒です。
 
日本書紀に「天照大神」が岩戸に閉じこもってしまった話がありますよね。
どうやっても出てこない。
そこでとった策が、皆んなで楽しく踊るという作戦です。
外から聞こえる楽しそうな声が気になって、ついに岩戸を開けてしまった、という話です。
神様、意外と可愛いよね(笑)
 
トムソーヤの冒険にも同じような話があります。
トムはポリーおばさんの家のフェンスにペンキを塗るという、超つまらない仕事を、罰として命じられました。
これを誰かにやらせようと思ったトムは、たまたま通りかかった友人に「この仕事はめっちゃ楽しい」と紹介しました。
それを聞いた友人が「是非自分にもやらせて欲しい」と言いました。
でも、トムは簡単にOKせず、友人の頼みを何度か断ったあと、りんごをくれるという条件と引き換えにOKした、という話です。
kabe
 
タクラミストですね(笑)
 
やりたくなる環境を整えることが大だと思います。
アメとムチで釣って動かすことも出来ますが、自発的に動かないと単純作業はできても創造的な仕事はできません。
 
だから、やっている人に目を向け、その人達と盛り上がることが大切なのです。

やっている、いないに関わらず「みんな」と呼びかける

1人2人、その先に盛り上がりに参画する人をどう増やすか?
人は自らの意志でのみ動く生き物なのだから、本人がその気にならないと始まりません。
じゃあどうすればその気になるのかと言えば、天照大神が岩戸から出たように周りが楽しんでいることだと思います。
 
僕は、多くの経営者を見てきて、それが上手な人に共通項があることを発見しました。
それは「みんな」という言葉を多く使うのです。
 
どういう事かというとね、全体の1割や2割しかやっていなくても「みんな、すごいね!」と言うのです。
狙っているのか全体が見えていないのか分かりませんが、そういう傾向があります。
 
これって、それを聞いた人の気持ちに立てば分かりますよね?
「どうやら周りで楽しそうなことが行われている」…そんな印象を受けると思います。
聞いた人の中に「自分も参加しよう」と動く人が出ます。
さらに、動いた人を見て続く人が出る。
その割合が3〜4割になったら、本当にみんながやっていると実感して、参画しない方が損と感じ、一気にムーブメントが起きる。
 
これがもし、やっていない、参画していないことを咎められたらどう思うでしょうか?
「そうは言ったって、オレも忙しいんだよ」
「勝手にやってれば」
積極的な気持ちにはなれないと思います。
それ以前に、せっかく参画している人の気持ちもトーンダウンしちゃうよね。
義務になってしまいます。
 
リーダーはやっている人に目を向ける。
その人達と愉しみ盛り上がる。
みんなで誘い合う。
 
温度差があるのは自然なことです。
義務で動いても成果が出る作業の場合は良いですが、創造的な仕事であれば、温度差を利用して全体に自発的な雰囲気を広げていくのが良いと考えます。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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