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破綻に近づくこだわりと、進化成長の原動力になるこだわりの違い

「こだわり」は成長の原動力にもなるし、衰退の原因でもあると思います。
何にこだわるか?…そこを間違えると時代に適応出来なくなります。
コダックがそうだった。
フィルムにこだわって衰退、破産した。
僕が言うのも偉そうなのですが、もっと違うところにこだわるべきだったのでは?と思っています。
今、多くの企業がこだわるポイントを変える時期に来ていると思う。
今日はそんなことを考えたいと思います。
koda
 

こだわるポイントを間違えると事業は破綻する

こだわるポイントをもっと抽象的にした方がいいと思います。
例えば、コダックはフィルムにこだわったがために破産しました。
僕も知ってビックリしたのですが、同社は業界で初めてデジカメの開発を手掛けた先駆者だったそうです。
でも、フィルムへのこだわりが強かったのか、スマホに押されたのか、デジカメ部門から撤退してしまいました。
 
「もし、こだわるポイントを変えていたら」なんて考えます。
フィルムは何のために存在するのか?…これがより高い視点からのこだわりになっていたら?と。
メーカーは製品にこだわりますが、多くのユーザーはそうじゃない。
僕がフィルムを買うのは(しばらく買っていないけど)「思い出を残したい」そんな欲求です。
フィルムもデジカメもスマホのカメラも、プリクラ(やったことないけど)も同列なのです。
ほとんどの人がそうだと思います。
 
もし、同社がフィルムというモノではなく「豊かな人生のために豊かな思い出を」というコトにこだわったら面白いことになっていたかも知れません。
 
同じようなことが新聞業界でも起きています。
新聞は20年連続で発行部数を落としています。
「なんとかせねば!」と鼻息を荒くして発破をかける人がたくさんいますが、コダックを教訓にしなくちゃ、と僕は思うのです。
 
生活者は新聞が欲しいのか?情報が欲しいのか?
そうじゃないよね。
「より良く生きるため」だと思うのです。

人に焦点を当てたこだわりに変えよう

「より良く生きる」とはどういうことか?を具体化し、「そのための手段」を提供するという視点が大切だと思います。
情報に視点を置くから「情報の質は他のメディアに群を抜く」「新聞がもっとも信頼性の高い…」とモノの優劣を語ってしまうのだと思います。
言っていることは正しい、でも、こだわりのポイントがズレているように思います。
 
「そのための手段」は新聞という形以外にたくさんあると捉えれば、チャンスは無限に広がると思います。
 
今から15年ほど前、ちょうど21世紀に入ったころ、僕はこだわりポイントを変えようとしていました。
新聞ではなく「より良く生きる」ことにこだわりを変えようと色々と考えました。
考えに考えた挙句の果てに…悩みのるつぼにハマってしまった(笑)
その理由は、「より良い生き方」なんて無数にあるからです。
色んな人が色んな生き方を説く、それに影響され右往左往していました。
 
でもね、振り子と同じように振れると中心が分かってくるんですね。
中心は何てことない、自分そのもでした。
僕が画一的な管理が好きじゃないのは今に始まったことじゃなく、子どもの頃からだった。
だから指示ゼロ経営をやっているんだよね。
指示ゼロ経営が目指す最終目的は「仕事を通じ、1人1人が、自分だから出来ることで人に喜ばれる生き方」です。
 
「あ、だったらそれを軸にすればいいじゃん!」ってなった。
 
地域の人にもそういう体験をして欲しい、そう思い「地域の人の、地域の人による、地域の人のための地域づくり」が始まりました。
ウチのスタッフが具現化してくれました。
セミナーを開催したり、地域の人とのご縁から取扱商品が増えたりして、新しい収益を生むようになった。
 
地域の人たちと取り組んだことが新聞に載り、それがさらに地域づくりの推進力になる。
これまで以上に新聞に注目してくれる人が増えました。
思いと、現実(新聞)が繋がっり、未来が見えた間です。
「僕が考える生き方」と「現実の商売」から未来が紡がれた…長年の謎が溶けたようなスッキリ感は今でもハッキリと覚えています。
 
何にこだわるか?
商品・サービスへのこだわりが悪いわけじゃないですが、それだけだと限界が来ると思います。
それを利用する「人」に焦点を当てたこだわりに昇華させる、そんな時代になったのだと思います。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
 
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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