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答えを出すな!考える集団を創るための社長の心得

社内で様々な問題が起きると思いますが、多くの社長、マネージャーが1人で悩んでいる事が多いと思います。
解決策を出すのが自分の責任だと感じているからだと思いますが、今の時代、解を出すのではなく「解決策を出せる集団を育てること」それが役割だと考えています。
 
変化が激しい時代だから1個の脳みそでは限界がある。
よほどの天才でない限り、常に正解を提示し続けるのは不可能だと思います。
 
「自分たちで考え答えを見つけだせる集団をどう創るか?」…今日はそんな事を考えたいと思います。
 
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答えを出すのが社長の仕事じゃない

先日、とある社長から相談を受けました。
「マネージャーが休日の日に、部下が誰に相談をしたら良いか分からず混乱する」というものです。
この課題に対し、あなたならどんなアドバイスをしますか?
「相談をしなくても自分で決められるように教育をする」
「マネージャーの下にサブをつける」
色んな方法があり、何が正解かはやってみないと分かりませんよね?
 
でも、指示ゼロ経営の原則からすると、まったく違ったアドバイスになるのです。
「そういう課題を、今、チームが抱えているが、それをみんなはどう考えているか? どうしていくべきか?」と集団に問いを投げかけるのです。
 
従来とは発想が180度違いますよね?
社長、マネージャーは責任感があるから、それを1人で背負おうとしてしまいます。
で、一生懸命考える。
これをすると「考えるのは上司の責任だ」という認識がメンバーにできてしまいます。
依存が生まれ、考えない集団になり、上司は常に「現場の火消し役」になっちゃう。
でも、いつでもどんな課題にでも常に正解を示せるわけじゃないですよね?
的確な指示を出せないと、部下の中には「上司は現場を知らないから的外れな事を言う」と文句を言う人も出ると思います。
 
社内で抱える課題は1個や2個じゃないので、上司の1個の脳みそで考えるのは限界があります。だから、メンバー数の脳みそを使い、自分たちで課題解決ができる集団を育てることが大切だと考えるのです。
自分たちで決めたことには責任を持つしね。

考える集団を創るために、自分は口を出さない

まだ十分に自律性が育っていない集団の場合、問題が起きると真っ先に上司に相談が来ると思います。
その時に「集団に問いを投げかける」ことをしますが、その時に「なぜ問いを投げかけたか」の確認をすることが大切だと考えます。
多くの社員さんは「それを考えるのがアンタの責任だろ」と思っているので、上司が責任放棄をしたと思ってしますからです。
 
「なぜ」は明快です。
「変化が激しい時代に、自分がいつどんな時でも正解を示すことができない以上、それができる集団を創るのが私の役割だから」です。
 
同時に、そういう集団になることが「全員が得をする」ことを伝えることです。
これは価値観の問題ではなく事実です。
 
社員さんは1人1人、思いや夢を持って働いています。
「家族のため」「趣味のため」「人に役に立ちたい」「自己実現をしたい」
様々で、どれが正しく間違いということはありませんよね。
でも、ただ1つ言えることは、その望みを叶えたいのなら、みんなが乗っている船(会社)を最低でも沈没させないことです。
できればさらに栄えさせること。
 
「私はできたから良いや。仲間が困っていても私には関係ない」…そんな船員がいる船は全員が溺れてしまいます。
船の中で成績1番もドベも一緒に沈む。
みんなが損をするあり方だと思います。
 
1人1人の働く動機を尊重し、望みを手にする一番の方法は「全員で富むこと」を確認し、その実現には「課題を自分たちで解決できる集団になろう」という共通認識を創ることが重要。
 
その上で、現場で解決できることは現場で考えてもらう。
上司の判断が要る場合は、上司も加わり考える。
 
まあ、ほとんどが現場だけで解決できる課題ですがね。
 
「考える集団を創るために、自分は口を出さない」
 
新時代のリーダーのあり方だと考えます。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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