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常識を疑うと常識に縛られてしまう。常識から解放される王道とは?

公開日: : 日常の気付き

「常識を疑う」…よく聞く言葉ですが、簡単なようで結構難しいことだと思います。
常識って、自動思考で、何も考えずに「そうと思っていること」だから疑う由もないからね。
ということは「確固たる理由がなくやっていること」は常識に縛られている可能性があると思います。
「昔からやっている」「みんながやっている」「偉い先生が言ったこと」そんなこと。
 
昔、立川談志師匠が「己に自信の無い奴が常識に従う」と言いましたが、理由がないくやっているのは自信がないからだと思います。
 
今日は、常識から解放されるにはどうすれば良いか? そんなことを考えてみたいと思います。

未来工業の「悪いものを高く売る」の真意とは?

僕は「常識は間違っている」そう考えています。
みんなが思うこと、やっていることが正しければ、みんな成功しているはずだもん。
赤字企業の割合が66%にものぼるのはおかしいですよね?
 
以前に、未来工業さんに視察に伺った時に、創業者の故・山田昭男さんが面白いことをおっしゃっていました。
「みんなと同じことはやらない。みんながやらないことばかりやる」
例えば、その例として、多くの企業が「良いものを安く売る」と考えることを上げていました。
まあ、常識的な考え方ですよね?
だから、それはやらない。
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ここで面白いのは、山田さんの常識はずれな発想です。
「良いものを安く売る」…この常識を破壊する考え方は何でしょうか?
僕は、「良いものを高く売る」でした。
これも極めて常識的で山田さんはこう考えます。
 
「悪いものを高く売る」(笑)
 
詐欺じゃないよ。
 
海外のスーパーブランドのバックの利益率の高さを例に出して「あれは悪いものを高く売っているからだ」と言っていました。
どういうことかというと、バックの原材料自体…マテリアルの価値としては他のブランドとそんなに差はないのに売価がものすごく高いということです。
そこにはマテリアルの価値を超えた「感じる価値」があるからです。
その部分で勝負しろ!と言いたかったのだと思います。
 
という事は、安く仕入れて高く売り粗利益率を高めれば良いのか?となりますが、それも常識に縛られることになります。

常識は外にはない。自社だけの常識、正解がある

千葉県に凄いパン屋さんがあります。
常に焼き立てが店頭に並び、いつもお客様でごった返しています。
焼き立ての定義を「完成してから20分(30分?)以内」としており、それを過ぎたパンは販売しない徹底ぶりです。
 
パン屋さんに限らず、製造業は多く作ると原価が下がりますよね。
オーブンを稼働させるのにかかる固定費は同じだから、たくさん焼いた方が原価は下がります。
これも常識です。
ところが、一気にたくさん焼いてしまうと、1時間もすると冷めたパンが並ぶことになり、お客様の満足は得られません。
結果、儲からない商売になる。
 
件のパン屋さんは、一気に焼かずにお客様の来店ペースに合わせて少量づつ焼いていきます。
原価は上がるかもしれませんが、回転がよく儲かる商売になっています。
 
高いものを普通の値段で売っているので、山田さんの言うやり方とは違いますよね?
 
じゃあ、何が正解か?って話ですが、正解を求める事自体、常識に縛られているのだと思います。正解は外にはなく、自社で決めていくものだと思います。
 
「いつも焼き立てを食べて欲しい」「惚れ込むほど美しいバックをつくりたい」…これらは、そう思う企業の勝手で、正しい間違いはありませんよね?
全て正解。
その正解を実現するための「最適なやり方」があります。
目指すものが違えば、やり方も変わります。
 
そのやり方ばかりが注目され、さも正解のように語られ、常識化するからややこしいことになるのだと思います。
 
自社がどういう会社になりたいか? どういう会社でいたいか?
 
それを定め狙っていく…つまり「我が道を行く」ってことだと思います。
方法はたくさんある。
 
あ、これも常識かもしれませんからね、ご注意を!(笑)
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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