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1人1人を育てても強い組織にはならない。チームを育てる発想が大切。

強い社員を育てても強いチームにになるとは限りません。
優秀な人材を集めたら優秀なチームになるか?と言えばそうとは限らない、そう考えています。
会「チームを育てる」という発想が大切だと思います。
社員教育に力を入れている会社は多いが、チームを育成している会社ってまだ少ないんじゃないかと思います。
 
今日は子どもたちの集団から僕が学んだチームの力について書きたいと思います。

もう社長1人の能力で課題解決ができる時代じゃない

チームで取り組む利点はたくさんあります。
チーム内で1人でも知恵を持っている人がいれば、それを共有できるでしょ?
つまり人の数だけ知恵があるってこと。
10人のチームだったら10倍の可能性があるということ。
今って正解がない時代だと言われますし、変化が激しいじゃないですか?
そんな時代に社長が常に正解を出して指示することは難しいと思います。
だから集団の知恵で経営していくことが求められます。
 
もう1つのメリットは1人じゃ怖くてできないことが出来てしまうことです。
 
僕はそれを夢新聞ワークショップを通じて、毎回確認しています。
夢新聞とは、自分の夢・目標が実現した未来の新聞を自分の手で作るワークショップです。
 
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でも夢新聞を作ることが直接の目的ではないんです。
「制限時間までにクラス全員が1人残らず夢新聞を完成させる」…これを通じ、協働・共創を学ぶことが大目的です。
集団で協働し成果を上げることを学ぶプログラムです。
絵が得意な子も苦手な子もいます。文章表現が得意な子も苦手な子もいます。
助け合えば制限時間内にミッションを達成できますが、協力しないとできません。
ミッションが達成できる割合は50%くらいです。
出来ても出来なくても、そこから学びを得ることができます。
 
さて、以前に特別支援学級で夢新聞を行いました。
知的障がいと発達障がいを持つ子どもたちです。
 
依頼を受けた時に、正直「できるかな〜?」と不安になりました。
これも挑戦だと思い引き受けることにしたのですが、結論から言うと通常学級よりもダントツに早くミッションを達成してしまったのです。
 
その秘訣はチームで取り組んだからです。

なぜ特別支援学級の方が成果を上げるのか?

通常、制限時間は60分で、達成できる場合でもだいたい時間ギリギリになるんですが、そのクラスは45分で全員が書き上げました。
しかも作品のクオリティがとても高い。
 
その時の様子は本当に勉強になりました。
僕は、彼らの特性を「一部分が非常に優れていて、一部分が非常に苦手である」と捉えています。だから、日頃から「非常に苦手な部分」を、それを得意とする友達が補う習慣があるのだと思います。
1人の力でできないことが多いから自然と助けい、学び合いができている。
 
普通、夢新聞が始まるとまず自分の夢新聞づくりに集中します。
で、完成した子が困っている子を助けます。
これでも良いのですが、自分の夢新聞を完成させるまでに30分はかかるので、そこから助けに入ると間に合わないことが多いのです。
 
そのクラスは、最初から全員がほぼ同じペースで進めていました。
新聞の見出しの部分が書けたら困っている友達を助けるというマメな助け合いがあるのです。
そうすると小な滞りがその場、その時で解消されるから全体のスピードが上がるのです。
 
IMG_2756
別の学級の写真ですが、このように席を立って教え合うようになる
これってすごい事だと思います。
特別支援学級の方がクオリティもスピードも早いんです。
通常学級とそのクラス両方を見学した企業経営者は衝撃を受けていました。
これを企業経営に当てはめたら…終わってからそんな話をしました。
 
社員1人1人の能力を高めることに偏りすぎて集団を育てることを忘れていないか?と。
もしくは社員間の競争を煽ったばかりに協力体制を壊してしまったのではないか?と。
出来ない社員に「努力して出来るようになれ」とチームではなく本人の課題にしてしまっているのではないか?と。
 
よく障がい者を雇用したら生産性が上がったという話を聞きますが、助け合いが自然とできる風土が醸成されるからだと思います。
 
個々の社員に目が向いている社長は「チームを1つの生き物として観る」という視点が必要だと思います。
チームで取り組み課題を解決するという視点です。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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