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業に従う従業員ではなく、仕事を創造する「創業員」を育てよう

イキイキと仕事をしている社員は、仕事を自分でコントロールしています。
逆に仕事に支配されている社員は、いつも疲れているし勤務時間が終わると急に元気になります(笑)
 
自社の社員はどちらでしょうか?
仕事を自分でコントロールするのは、社員個々の能力の問題もありますが、それ以前に、それができる環境になっていることが大切です。
誰かがつくった仕事をやらされるのではなく、自分で創造していく、そんな環境づくりを考えたいと思います。
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従業員ではなくワーカーを育てよう

このことはソニーが一番元気だった頃、ウォークマンを世に出した頃のソニー厚木工場の小林茂工場長(当時)の著書「第三の組織論」に書かれています。
そこには社員は「レイバー」ではなく「ワーカー」と表現されています。
 
僕はいつも「従業員」という言葉に違和感を感じています。
「業に従う人」って僕だったら息苦しくて嫌だもん。
従業員になんてなりたくないし、ウチの社員たちにもそうなってほしくない。
業務に支配される働き方は嫌だって話です。
 
これって、大昔の考え方だと思います。
資本とアイデアを持つ者が業を起こし、持たない者=労働力を提供するしか方法がない者が従うという構図です。
従業員を手足と捉え、言われたことを忠実・正確にこなす人が重宝されました。
 
それはモノの豊かさを求める工業社会では有効でしたが、心の豊かさを求める人多数となった今は通用しないと思います。
 
例えば、スーパーのスタッフ。
モノを大量に市場に流すのが命題だった時代は、スタッフは「モノを効率良く流す機能の一部」でした。
でも今は、例えば、お客様に「こんなメニュー素敵!今夜、作ってみよう!」と思ってもらえる「お客様に喜びを提供する存在」です。
 
モノだけではなく人の価値が重要な時代です。
だから従業員はいかんのです。

社長の職業観が組織にそのまま表れる

仕事を自分でコントロールするには「自分で決める」裁量が多くないとできません。
さらに、任せられる実力を持った社員を育成するノウハウも必要。
一番大切なことは社長が社員を信頼することです。
すでに任すに足る実力を持っているのに、社員を信頼できず任せられない社長もいます。
 
これは口で言うほど楽なことじゃないと思います。
それは企業用語、特に労務関連で使われている言葉に表れています。
例えば「勤怠」
勤める、怠けるを記録するものですよ(笑)
いたるところに「人は管理しないと怠ける」という人間観が出ていると思います。
 
それも当然のことで、人を疑うことは進化の過程で身につけてきた知恵だし、工業社会では食うために(できればやりたくない)労働をした人が多かったからね。
 
でも、時代が変わった今、創造的な集団にしたければ乗り越えなきゃいけないことです。
 
そのための最も有効な方法は、社長が仕事を楽しむことだと思います。
自分が仕事を楽しんでいないと、社員も同じだろうと思いますよね?普通。
そうなると「楽しくないことに自発的、意欲的に取り組むはずがない」と思っちゃう。
すると管理体制を強化したり、賃金で釣るようなやり方をとります。
 
管理は、された人の心に「ああ、自分は信頼されていないんだな」という気持ちを生みます。
そういう人がイキイキと自発的に仕事をするか?って話です。
で、仕事を楽しめない。そしてそれを見た社長は「やっぱり管理しないと怠ける」という負の循環が生まれます。
 
自由闊達な集団を育てる、最も有効な方法は、まずは社長が仕事を楽しむことだと考えます。
それが徐々にだけど確実に「仕事を自分でコントロールする」クリエイティブな社員を増やしていくことに繋がるのだと思います。
 
というわけで今日も仕事を愉しみましょうね。
 
誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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