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報酬で社員をコントロールすると組織から創造力が奪われる

houshu

信賞必罰は本当に効果があるのか?

信賞必罰は多くの企業が使っている社員のヤル気の高め方です。
やった人には褒美を、そうでない人には罰を、そんな考え方です。
 
実際に「20:80の法則」がある通り、成果の8割は2割の人間がつくり出しているという事実がありますよね?
でもね、2割のデキる社員が仲間に教えれば全体のレベルが上がると思うんです。
例えば、全体でつくり出した成果を「100」とします。
2割のデキる社員が「80」その他で「20」
 
これを学び合う仕組みで全体の底上げがされて全体生産が「120」になったとします。
でも相変わらずデキる社員が「96」その他で「24」という構図は続くんだけどね。
 
信賞必罰が厳しいと、デキる社員は仲間を教えることなんてしないと思うんです。
出来るようになったら自分が罰を受ける側に落ちるかもしれないから。
 
だから助け合い、学び合いが活性化するような仕組みが必要だと考えているのです。
 
それともう1つ信賞必罰には大きな欠点があります。
それはデキない社員が「罰を受けたんだから、それでいいじゃん」と開き直ることです。
 
こんな話があります。
ある保育園では送り迎えの時間を守らない親が多かったそうです。
規定の時間を過ぎたらお金を払って延長保育を受ける必要があります。
 
数分ならしょうがないのですが30分も遅れる親がいて園は頭を抱えていたそうです。
そこで遅れた場合に罰金を課したそうです。
それで遅れはなくなったか?
あまり効果がなかったそうですが、その理由は「金を払えば良いんでしょ?」と開き直ったからです。
 
罰を与えるということは、それを受けたら許される事を意味するのです。

パイは奪い合うのではなく協働で大きくする

信賞必罰は、罰がダメージが大きい場合は機能しますが、そんな会社で働きたい人はいませんよね?(笑)
さらに「アメとムチの使い分け」は人の創造性を破壊してしまうんです。
思考が短絡的になり視野が狭くなるから良いアイデアが出ないんだよね。
この記事を参考にしてね。すごく面白い実験だから。
 
あまり頭を使わない単純作業だったら有効かもしれないけど、創造的な仕事の場合、逆効果。
今って、どんどん仕事がクリエイティブになってきているでしょ?
単純に活動量を増やしても成果に直結しない。
だから信賞必罰は効果がないと考えているんです。
 
僕は商売を継いだ20年前に、この方法で大失敗しました。
アメが欲しいしムチは嫌だから社員はとにかく頑張ってくれました。
でも、創造的なアイデアがでないから報われないんだよね…
辞めていく社員もトラブルも多かった。
 
今は「チームで協働して成果を出す」という構図が必要だと考えます。
そうすれば自然と出来る社員は出来ない社員に教えるし、ゆとりがある社員は忙しい社員にヘルプに入るようになります。
そっちの方が全体で創り出す成果は大きくなるはずです。
 
パイを奪い合っている場合じゃない。
パイをみんなで大きくすることを考えないと、企業の未来はないと思います。
 
信賞必罰から協働・共創へ…OSを入れ替える次期だと思います。
 
それでは今日も素敵な1日を!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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