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一切、コストをかけずに業績を良くする方法 〜流れの視点から経営を見直そう〜

公開日: : TOC, 組織育成

流れが良くないと人間も企業も調子が悪くなります。
人間の身体で例えると分かりやすいのですが、血行の悪化は万病の元です。
食べたくても、出ないと食べられないでしょ?
風邪を引いて熱が出た時は解熱剤で下げずに思いっきり出した方が早く治ると言われます。
気が滞ると鬱になります。
 
企業経営も同じです。
今日の記事では流れの良い経営をいくつか例に出しながら健全な商売を考えたいと思います。

流れの良い経営はこんなに儲かる

僕は昨日まで3日間、大分で「TOC&指示ゼロ経営合宿」をやりました。
TOCというのは世界中の企業で活用されているノウハウなのですが、すごく簡単に説明すると「最適な流れを生み出す経営法」です。
合宿でTOC講座を担当しているのは、盟友、森本繁生さんです。
IMG_2477
森本さんのブログはこちらです。
TOC活用の分かりやすい例にパン屋さんがあります。
パン屋さんは早起きですが、朝、大きなオーブンで大量に焼きあがる店が多いと思います。
大量につくった方が1個あたりの製造原価が下がるので儲けが多くなるからです。
でも、デメリットがあって、開店時間になると冷めて固くなったパンが店頭に並ぶことになります。
お客様が買わないから、その時点で「流れが悪く」なります。
製造段階では超忙しいのに、その後は暇というのは流れが悪いからです。
 
一部のパン屋さんでは、大量に作らずにこまめに焼いて、1時間おきくらいに常に焼き立てが店頭に並ぶようにしていますが、お客様から見たら魅力的ですよね?
焼き立てだから価格UPができ儲かる、まさに理想の状態になります。
 
ファストファッションの「ZARA」もそうで他社と比べ在庫が圧倒的に少ないそうです。
ファッションの世界は流行の変化が激しいから、当たるか外れるか、何ヶ月も前に予測するのは難しいです。
だから、現場の社員がお客様の感性の変化を敏感にキャッチして「すぐに」「少量」生産する仕組みを持っているそうです。
だから週に2回も店舗にトラックが納品している。
流れがいいですね〜
 
さて、流れを良くするためには、現場が「その時、その状況に応じ」判断する体制が求められます。
ZARAの場合、現場の意見を上に報告して、上層部が稟議をしていたら時すでに遅し担ってしまう。
上からの一括管理ではこれだけ変化が激しい時代に流れの良い経営は難しいと思います。

自ら判断し動く社員がいると経営の流れが抜群によくなる

現場レベルでの判断を例えるなら「歩道ですれ違う人にぶつかる行為」に似ていると思います。普通、狙ってぶつかるのはヤバい人ですがね(笑)
何十メートルも前から細かな計画を立てるのは不可能ですよね?
すれ違う1秒前に、その時・その状況で判断するしかありません。
誰かの指示で動いていたら対応できません。
 
その時。その状況で、現場で即判断をして即行動する体制が必要です。
現代は変化が激しいと言われますが、もっと正確に言えば、どのように変化するか分からない上にスピードが早いです。
 
最適な流れを、上からの制御ではなく、自分たちで制御する自律性が求められます。
 
例えば、弊社は年末に年賀状印刷サービスをやりますが、11月に入ると注文が殺到して嬉しい悲鳴を上げています。
 
工程の流れはこう。
「チラシを配布する」→「注文を受ける」→「デザインした見本をお客様に届ける」→「デザインがOKなら印刷する」→「印刷汚れやズレがないか確認」→「包装」→「お客様にお届け」→「請求作業」→「入金確認」
 
この流れが滞るとお客様に商品が届かなくなりますよね?
素晴らしいチラシを作って100の注文を受けても、制作能力が50なら、お客様に届けられる限界数は50です。
一番狭い部分(ボトルネック)が全体の能力を決めるわけ。
 
でも、全スタッフが自分の工程だけでなく全体を観る目を持っていれば、ボトルネックの部分にヘルプに入ります。
これを上の指示で動くのではなく自分たちの判断でやれば、最も素早く「流れの最適化」がなされることになります。
 
別に設備を増やしたわけじゃないのに、ボトルネックの50が100になったら、それだけで売上が倍になるか、残業が相当に減ります。
 
流れの視点から商売を観ると、無理なく経営が改善されると思います。
社員の気持ち的にもゆとりが生まれ、良い流れができて、幸せに仕事ができると思います。
最高ですよね!
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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