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営業至上主義は長期的には損をする。喜ばれる事を最優先にしよう。

売ることを最優先で考えている人と、気が利いて親切な人なら、どちらの人が仕事で成果を出せるでしょうか?
お客様は自分のことを思ってくれる人から買いたいのです。
売りつければ一時的には成果が出ますが、その後、お客様は来なくなります。
営業至上主義は長期的には損をすると思います。
 
だとすれば、商売繁盛の真理は「喜ばれる悦び」を感じられる人材を育てることだと思います。そのためには、喜ばれる行動を推奨する文化が企業内に必要、今日は2つの事例からそのことを考えたいと思います。

短期利益を追求すると長期的には損をする

僕の知人に、安売りがウリの大手スーパーに勤務している人がいます。
彼は年末になると、クリスマスケーキやおせち料理のノルマを課せられるので、すごく大変な思いをしています。
強制ノルマなので達成できないと自爆営業をするしかありません。
クリスマスがクルシミマスになっています。
 
僕は彼が大変な思いをしているのを見て「この会社は誰のために商売をしているのだろう?」と疑問を感じています。
スタッフも苦しむ、お客様は売り込みをされて困惑する…安売りのために業者も叩かれていると思います。
安く売りためには販売数量を増やさなきゃいけない、だから販売数量を最初に決めノルマにするという構図です。
そんな商売ならやめちまえ!って思うよ、本当に。
 
売ることばかり考えるから、どんどん売れなくなる。
お客様に喜ばれること・選ばれることにエネルギーを使わないと売れるようにはなりませんよね?
社員が商品に対する愛情も持てない、ただノルマを押し付ける会社から買いたいですか?
お客様の立場になれば子どもでも分かることだと思います。
 
彼は今年もノルマを達成したようですが、その時に感じるのは喜びではなく「ホッとした」だと思います。
 
社員の人脈で売るのですが、お付き合いでしょうがなく買った人は、来年は買ってくれないし、人間関係がある人に毎回頼めるほど社員だって図々しくないから、いつか破綻するやり方です。

自然と人に親切にできる風土を創る企業は永く繁栄する

損得勘定なしに人に親切にできる風土を創ることが、結果的に得をするのだと思います。
「投げかけた親切は返ってくる」…これが人間社会の原則だから。
喜びが常に循環している構図を創ることだと考えます。
 
僕は、元旦の朝、1年分の「心のご馳走」をお客様からいただきます。
元旦の朝刊っていつもの何倍も厚いでしょ?
配達員は大変なのですが、1年で一番お客様から励ましの言葉をいただける日なのです。
 
配達先のお宅でこんな手紙をたくさんいただきます。
 
IMG_2410
 
ある配達員は、この4才の子の手紙を見て涙を浮かべていました。
しみじみと「嬉しいな〜」と言った。
 
IMG_2406
 
別の配達員は、お菓子とお年玉をいただきました。
 
IMG_2403
 
普段、どれだけお客様の事を考えて行動しているかが分かります。
独居老人のお宅で、前日の新聞が抜かれていない時は民生委員さんを通じ安否確認をする。
クルマの車内灯がついている時は、メモに書いてポストに入れる…
損得勘定を超えた行動の積み重ねが、元旦の朝に現れているのです。
 
この風土ができてから経営が本質的に変わりました。
商品を販売する時に、売上や利益はもちろん考えますが、第一に考えるのは「お客様に喜ばれるか?」ということです。
だって、利己的な経営をしたら、手紙を書いてくれた4才のまみちゃんとスタッフに合わせる顔がないから。
「良いものを勧めてくれて本当にありがとう!」といっていただけるものしか販売できません。
 
お客様との関係性は経営の質を高める。
営業至上主義は長期的には損をする。
 
商売繁盛の真理は「喜ばれる悦び」を感じられる人材を育てることだと思います。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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