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優れた戦略は、社員が思わず他人にリークしたくなるもの

年明けになると、様々な会社が「年初の方針、戦略」を発表しますよね。
元旦の日本経済新聞はとても面白く、様々な企業経営者の考え、自社の戦略が読めます。
それを見ていて気づいたことがあります。
魅力的な戦略は分かりやすくワクワクするということ。
魅力を感じないものは難しく、こういっては失礼ですがどこかの教科書から抜粋したようなものが多い。
 
魅力的なものは部外者の僕でさえワクワクするのだから、社内の人間はもっと心躍らせていると思います。
魅力的な商売シナリオ(戦略)はどんなに評判の高い人材育成研修よりも効果がある、そう思います。

多くの企業の事業計画がワクワクしない理由

魅力を感じない方針、事業シナリオに共通するのは教科書どおりということです。
会社名を伏せたら、他社と区別がつかないものが多いと思います。
例えば、ターゲット市場セグメントがどうたらこうたら、他社との優位性、価格差別化がどうたら、販売チャンネルが…
眠くなってきた(笑)
 
社内の戦略発表会のイメージはこう。
スクリーンが2つもあるようなピカピカの会議室でパワポでグラフなどを映し出して、発表者は細身のスーツを来て、外人か?と言いたくなるような流暢な英語を交え説明する。
「コミットメントだの、コンプライアンスだの、ペンパイナッポーだの」と。
 
難しいけどよく読めば何を言いたいか分かるのですが、頭で理解できるだけで心に響かないのです。
もしかしたら仕事をしてるフリを上手に演出しているのかもしれません(笑)
 
これは社員のモチベーションに決定的な違いを生みます。
頭だけの理解では湧き上がるモチベーションは発生しませんからね。
「仕事だし、しょうがないから頑張る」という程度のエネルギーが限界だと思います。
 
また、本人たちが魅力を感じないのだからお客様が感じるわけがないと思います。
 
優れた方針、シナリオの評価の目安は、社員が思わずリリース前に「リーク」したくなるようなものかどうか?だと思います。
ワクワクすると人に話したくなるでしょ?

リリース前に、思わずリークしたくなる事業

さて、魅力的な戦略とそうでないものの違いは「なぜやるか?」があるかどうかだと考えています。
魅力的なものには「なぜやるか?」がある。
ないものには「何をどの様にやるか?」しかない。
この違いに尽きます。
 
そして、なぜやるか?の先に「人の幸せ」が観えるものに魅力を感じます。
さらに、それを目指そうと思った理由、背景が社長自身の言葉で語られているとシビれます。
 
例えば、度々、僕のブログに登場する「pono-pono」という、アレルギー完全対応のパン屋さんがそうです。
以前の記事を読めば、その魅力がわかりますよ。
アレルギーで苦しむ息子のために習ったパンづくりが、いつしか職業になった。
「何の心配もなく食べたいパンを選べる喜びを多くの人に体験して欲しい」
「なぜやるか?」はこれ…無上の思いだと思います。
IMG_8577
 
ピカピカの会議室でなく、パワポなんかなくても、町の公民館で、店舗でいつも身振り手振りをを交えて熱く語っているのです。
シビれるよね?
 
部外者の僕が聞いて、ワクワクするんだから、近くにいる人、お客様はものすごく共感して、味方になるよね。
 
それをやろうと思った背景に人の幸せがある。
これがビジョンや方針、計画に魂を吹き込み、社内外問わず、多くの人が賛同することに繋がるのだと考えます。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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