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業態が陳腐化しているのに「成果を出せ!」と言う社長は無能

今抱えている問題は社員教育をすれば解決するのか?
実は、違う部分に手を打たなきゃいけないのに、社員のせいにしている事が結構あると思います。
指示ゼロ経営セミナーに参加されたある方は「仕事が魅力的じゃないから自発的にならないんだ」と気づきました。
 
「社員の自発性を伸ばしたければ、仕事を変える」…それが一番有効だと考えます。

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成長の予感が持てるワクワクするビジネスモデルを社員と共に創ること

僕は社員に「結果を出せ!」と言うのが好きじゃありません、っていうか言えません。
なぜなら、結果は頑張りではなくビジネスモデルが決めると考えているからです。
がんばりが要らないというわけじゃないよ。
良いビジネスモデルがあれば、がんばりが報われる。でも、悪いと報われないという意味です。
 
だから「結果を出せ!」と言う前に、報われるビジネスモデルを社員とともに創り上げることが大切だと考えているのです。
逆に、社員が構築に参画したらそんなことを言わなくても社員は真剣に動きます。
 
特に、今、そしてこれからの時代はこの発想が必要だと思う。
モノが売れた時代は活動すれば成果が出たから、アメとムチの使い分けで社員を動かせば成果が出ました。
「成果を出せ!」が通用した。
今は、大量生産、大量消費の時代が成熟期を迎え、生活者はモノ的な豊かさを十分手に入れました。
もう、モノはがんばりでは売れないのです。
その代わり精神的な豊かさを求める生活者が増え、企業は新たな価値を創り出すことを求められています。
だから、モノを作って売る、仕入れて売るというモデルから脱却しないといけない。
 
これまでの延長線上ではない、新しい商売のカタチをつくる必要があり、それをしないと社員を教育すれば改善すると考えてしまうのだと思います。
 
そして、成長の予感が持てるワクワクするビジネスモデルを社員と共に創ることです。
それをすることで自然と社員の自発性も育つし、がんばりが報われるから会社も社員も豊かになれると考えています。

喜びで回るビジネスを社員とともに創ること

ビジネスモデルの創り方が変わってきていると考えています。
以前のモノを市場に流すというモデルでは、開発から製造、流通までの効率化が大命題でした。心の豊かさの時代は「喜びの創造」に視点を置かないと、生活者は注目してくれませんし、お金も使ってくれない。
 
社会心理学に「返報性」という原則があります。
他者に良いことを投げかけると相手も良いことを返してくれるという原則です。
悪い事も然りです。
必要なモノとお金との交換は単なる取引ですが、喜びを媒介にした交換はお金に「ありがとう!」とか「すごい!」と言った感情が乗るので、受け取った側はとても嬉しいのです。
 
精神的な喜びを創り出すことが大命題の時代です。
じゃあ、どうすれば、それができる社員が育つか?って話ですが、間違いなく言えることは「結果を出せ!」と圧迫されている状態では不可能だと言うことです。
 
圧迫されて仕事が面白くなく、お客様に喜ばれるアイデアも出ない。成果も出ない。
かわいそうだよね…
 
人は元来、喜ばれることに悦びを感じるようにできています。
その感覚を生き残るために獲得した。
 
人の理がそうなのだから、それに合ったマネジメントをすることは当然だと思います。
喜びで回るビジネスを社員とともに創ること。
 
業績の問題も、社員のモチベーションの問題も、同時に解決する企業のボトルネックだと考えています。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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