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社員をプロに育てたければ、結果を自分で受け入れさせること

社員が自由に伸び伸びと働ける環境は、どんな社長だって望むことだと思います。
でも、そこに踏み込めないのは「好き勝手やられちゃ敵わん」という恐れがあるからだと思う。
指示ゼロ経営セミナーで受ける相談の多くがこの手の心配だもん。

どうすれば自由だけど好き勝手にならないか?今日は、そのための要件を考えたいと思います。

自分で決め結果を受け入れるから一人前になる

自由と好き勝手の区別をつけるために一番大切なことは「結果を自分で受け入れる」…これに尽きます。
いい結果も悪い結果も、自分で決めたことは自分で受け入れる。

例えば、僕の息子が小学生の時、朝、寝坊をして毎日にように起こさなないと起きれない日々が続きました。怒っても説得しても改善しない。

そこでとった方法が「自分で決め結果を自分で受け入れる」です。
そもそも、朝ちゃんと起きて学校に行くのは誰の責任か?ってことを息子と話し合いました。もちろん本人ですよね。
これまでは本人の責任を親が代行してしまっていたわけです。これじゃいつまで経っても自立はしません。

だから「ある日を境に自分で決めてくれ」と責任代行を放棄したんです。

すると、翌日…やっぱ起きてこない(笑)そうなると僕も妻も心配になって起こしたくなるのですが、ここは辛抱です。ここで動いてしまうと「起きるのは親の責任」という事実が強化されちゃうからね。

その代わり、遅刻をして先生にドッカーン怒られれば良いのです。
自分のしたことに対する結果だもん。

初日に寝坊をしただけで翌日からちゃんと起きるようになりました。

上司は「信頼して任せる」部下は「任すに足る人材になる」

社会人も同じです。
プロなんだから、プロらしい責任を持って仕事に臨んでほしいですよね。
だから社長、上司が責任代行をしちゃいけないと思うんです。
プロは自分で決断し行動し、その結果を受け入れ改善し再挑戦します。
この一連のプロセスを任せることで一人前が育ちます。

そしてもう1つ。
自分で決めたことが全体にどう影響するか?も考えられないとプロではないよね。
プロの責任は、自分だけ成果を出せば良い、じゃなく会社全体の成功に貢献する視点を持つことだから。

だから、自分で決め行動したことが、その後、どんな結果を招いたかを「見える化」する必要があります。
誰が見ても客観的に判断できるものがないと、結局、上司が評価しなきゃいけませんからね。
それでは「自分で決め結果を自分で受け入れる」の原則が崩れてしまいます。

そして、上司は口を出したい衝動に駆られると思いますが、辛抱することが大切。
これは我慢の領域じゃないと僕は考えています。
いかに信頼をするか?
しかも「結果を出してくれる」という事を超えて、失敗してもそれを糧に成長することに対する信頼なのだと思います。

実際に、この信頼がなければ任せることなんて怖くてできませんよ。口で言うほど楽じゃない、覚悟が要ります。

上司は「信頼して任せる」部下は「任すに足るプロになる」
両者がこのような自覚を持てば、そこには最高に気持ちいい関係性が生まれると思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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