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チームワークの良し悪しが一発で分かる3つの質問

社員さんは「自分が成果を上げる」と主に考えているでしょうか?
それとも「チームで成果を上げる」ことを意識しているか?
これからの時代、後者じゃないと企業の繁栄はないと考えています。
だって、組織の中で勝ち上がっても、組織がコケたら身も蓋もないからね。

今日は、チームで成果を上げる意識を社員が持つために必要なことを考えますね

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組織内で勝ち上がれば成功できる時代じゃない

日本って過去60年間のうち、35年と9ヶ月が好景気でした。
大きな流れで経済が順調に成していった時代です。
みんな昇りのエスカレーターに乗っていた時代がずっと続いた。
そういう時代では、そのエスカレーターの一番先頭に立てば成功したわけです。
つまり、まわりを蹴落としても自分が勝ち上がるという発想が通用した。

でも、今はその良い波はありませんよね。
絶好調な企業と絶不調の企業が混在しています。

そうなると、必死で頑張って勝ち上がったは良いが、気付けば自分が乗っている船が沈んだなんてことが起こります。

従来の勝ち上がり発想の場合、勝ち上がる意欲が強い社員が全体を牽引しました。
勝者の姿を見て「自分もああなりたい」と刺激を受けた。

今は違います。
チームで成果を上げる意識をみんなが持つことが、結果的に1人1人の成功が実現する近道なのです。

今ほどチームワークが求められる時代はないと考えています。

じゃあ、どうすればそうなるか?と言えば、これまで述べたようなことを社員に伝えることが大切です。

道徳…「徳」の話じゃない。
現実的な損得の話なのです。

チームで成果を上げることが最も1人1人が得をする

この事が理解されると、組織は素晴らしい支え合い、学び合いを起こします。
チームワークが良い会社を見極めるのは、とても簡単です。
社員さんに次の3つの質問をすれば一発で分かります。

「仲間が困っている時に協力してあげましたか?」
「自分が困っている時に、仲間は協力してくれましたか?」
「『助けて欲しい』が言いやすい雰囲気はあるか?」

これに全員が「Yes!」と答える組織はチームワークができています。
1人1人の思いを実現する一番良い方法は、みんなが自分の強みを活かし、自ら働きかけ、共通の目的を達成すること、これが理解されているのです。

全体で成果を上げる発想では、仲間を助ける行動も、助けを求める行動も素晴らしい行動なのです。
ある時は助ける側、ある時は助けられる側、時々によって変わるのが理想です。

ところがこれが理解されてもチームワークが良くならないこともあります。
その原因は成果主義的賃金制度です。
賃金の原資は限られていますよね?
それを成果を出した人とそうでない人に傾斜配分するわけですが、この制度があると、自分の取り分を増やすには自分より成績が悪い社員の存在が必要になるという単純発想に陥ります。
だから支え合い、学び合いが起きにくいのです。

成果主義はチームワークの時代にはそぐわない制度だと考えます。
チームで成果を上げる発想のある組織では、社員は「みんながんばっている」と口を揃えて言います。
みんなが貢献者なのです。

チームで成果を上げることが最も「得」であることを確認する。
組織への貢献の定義を変える。
賃金制度を変える。

この一連のプロセスで素晴らしいチームが出来るはずです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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