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役割が曖昧な役職をつくると社内に「ノー」が増え挑戦ができなくなる

企業はなかなか変わらない、多くの会社を見て本当にそう思います。
そういう会社には「イエスよりもノーが多い」という特徴があります。
挑戦に対しノーの判断が下されることが多いってことね。

「冒険をしないと事業は存続できない」
この原則に反しているのです。

今日は、どうすればイエスが多い組織になるかについて考えたいと思います。

組織ありきでは自由な発想はできない

例えば、僕が関係するある業界は、20年前に、会合の度に「このままでは10年後に大変なことになる」なんて話をしていましたが、本当に10経って大変な状態になりました。
で、その時に「このままでは10年後に…」なんてデジャヴか?ってような事を言って、今日に至ります。

そうなる原因は、重要な意思決定をする層が、あと数年すれば退職だという現実があります。
「オレがいる間は会社は大丈夫」…そんな人が変革をするわけがないよね?
笑えない話ですが、本当にそうなのです。

でもね、それも無理のない話だと思うんです。
危機感は挑戦の原動力になるから、その心配がない人に冒険の決断はできないと思います。
その人が悪いのではなく、組織構造に問題があるのです。

そもそも組織は何ためにつくるのか?って話です。
基本は「何かをするために組織する」です。
やることが先で、それをパワフルに遂行するために組織がつくられる。
でも、多くは「組織ありき」でやることを決めるから自由な発想が生まれないのです。
これはかつて隆盛を極めて、今は元気のない全国の各種団体を見るとよく分かります。
組織に縛られちゃうんだよね。

IMG_1669

夢新聞や秘密結社は自由闊達で動きやすい組織です。

組織ありきにすると、もう1つ問題が起きます。
それはわけの分からない役職が増えるという大問題です。

1つの目的を達成するために役割を持った集合体を創る

よく「部長補佐」とか「次長」という肩書きがありますよね?
僕の親友は「部次長補佐 次長待遇」なんてベロを噛みそうな役職を持っていますが、「何やってんの?」と聞くと「要するに、部長の仕事をやっている」と言っていました。

イエスかノーかの判断は、部次長→部長の順で意思決定が行われ、実際に遂行するのは親友だってことです。
「じゃあ、お前が部長になれば一番いいじゃん」って話ですよね?(笑)

こういう組織をつくると「ノー」が増えます。
上司はあと数年、長くても10年ほどで定年退職を迎えますからね。
親友はまだ40代前半だから危機感を持っています。
だから冒険の必要性も分かっているし、具体案もある。
でも、次長を説得し、その後、次長を立てながら部長を説得するなんて、気の遠くなるような無駄な仕事をしなくちゃならないのです。

「役職を増やすとノーが多くなる」

怖いことだと思います。
こういう組織を一度つくってしまうと、変えるのはものすごく大変ですからね。

そうならないために社長が心得ることは「やることを決めてから組織する」ということ。
それまでは組織しない。

特に変化が激しい今の時代は、やることがしょっちゅう変わるから、固定的な組織ではついて行けなくなります。

上下関係の役職ではなく、1つの目的を達成するために役割を持った集合体を創ることです。

それでは今日も楽しく仕事をしましょうね!

また明日!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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