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社員を下に見ず1人の人間として尊重する態度が活性化した組織を創る

狙って人をコントロールする人は嫌らしいです。
例えば販売員であれば、売るための手練手管を駆使してお客をコントロールする「ヤリ手」よりも、お客様に良くなって欲しいという純粋な思いで接してくれる人から買いたいし、そういう人の方が長期的に見たら成果を出すと思う。

人材育成も同じで、コントロールの意図で社員を褒めたりすると、そのニオイを感じ取って自発性が阻害されます。

今日は、どんな態度で関わればいいか?について考えたいと思います。

コントロールの意図を排除して、純粋な気持ちで接した方が社内は活性化する

コントロールの意図を持って社員に接すると、依存型の社員ほどよく動きます。
「社長に褒められたい」という動機ですが、それにハマると褒めないと動かなくなってしまいます。
さらに、麻薬みたいなもので「もっと激しく褒めて〜」となり、禁断症状が出ると「最近、社長は自分を見てくれない」なんて文句を言う人すら出ます。

弊社も昔、「みんなでみんなを称え合おう!」なんていう取り組みをしたことがありましたが、無理して賞賛するなんてプロのすることじゃないと気づき止めました。

自立した社員はコントロールを嫌います。
良い仕事ができなかったのに変に褒められると「バカにするな!」と怒ります。

コントロールの意図を排除して、純粋な気持ちで接した方が社内は活性化します。

それを素でやった社長がいました。
大分県でクルマのコーティングなどを手がける「有限会社せれくと」の木元秀典社長です。
http://www.carpika.net/
IMG_9397

社員を下に見ない、コントロールしない、1人の人間として尊重する

同社は完全な指示ゼロ経営で回っています。
社員さんと話をしたことがありますが、まるで経営者と話をしている感覚になるんだよね。
会社のことを心配もするし夢も語る。
何よりも、社長と社員との間に主従関係がありません。

社長が良い仕事をした時に、社員から「社長、よくやりました!」って言われるらしい(笑)

これって社長が普段から社員を、1人の人間として尊重しているからだと思いました。

こんなエピソードがあります。
先日、僕がFBで地元の松茸の写真を投稿したら、木元社長から「松茸を送ってくれないか」と依頼が来ました。
そこで業者を紹介することになったのですが、支払いなどのやり取りに関してこんなメッセージが来ました。
スタッフにコソッと買って焼いて驚かせたいので、FAXは避けたいのですが、可能でしょうか?

要するに、やり取りがFAXだと社員に知れちゃうから携帯電話でしたいと言うことです。

分かりますか?
まったくコントロールの意図がなく、ただ純粋にスタッフに喜んで欲しいという思いがありますよね?

その証拠に、社員さんからこんなメッセージをいただきました。
米澤さん、美味しいマツタケをありがとうございます(人´∀`o)スタッフみんなで大喜びして美味しくいただきました🎵木元も、私達スタッフを喜ばせる為に準備から一人で頑張ってくれました❀.(*´▽`*)❀.

もしコントロールの意図があれば、木元社長は僕のことなんかには触れないはずです。
「オレがやってやったんだぞ!」ってなる。

僕は、指示ゼロ経営を機能させるために最も大切なことは、社長の心持ちだと考えています。
社員を下に見ない、コントロールしない、1人の人間として尊重する…

それがあって初めて機能すると。

さて、今度は大分から美味しい魚を取り寄せて、社員に「どや!」ってやるか(笑)

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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