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数値目標は社員を疲弊させる。皮算用は社員を元気にする。

経営に目標は大切ですが、社員は目標が嫌いです。
その理由は、自分が望むものではなく「やらされ」「義務」になっているからです。

どうしたら社員が目標に「挑戦意欲」が生まれるか?
そのキーワードは「皮算用」です。
「フフフ…」とほくそ笑むような状態ね。
今日は、魅力的で実行的な皮算用について考えたいと思います。

数値の目標だけだから社員が疲弊する

指示ゼロ経営では「数値目標を立てない」という原則があります。
これが誤解を生むのですが、数字を考えないということじゃないんだよね。
どういうことかと言うとね、まず何事にもアイデアが必要です。
で、そこから皮算用が始まります。
アイデアがなく、ただ上が考えた数字を下に降ろすと「やらされ」になってしまいます。
「数字を上げるためのアイデアはお前らが考えろ!」では無責任ですよね?

でも、アイデアは社長が考える必要はない。
社長は、常に社員からアイデアが出る状態を社内に創ればいいのです。
それが実現すると「皮算用」になる。

皮算用にはアイデアが最初にあります。
「これと、これと、これをやったら…フフフ、安く見積もっても蔵が建つぞい!」って感じ。
最初に数字を決めて、それを実現するために何をやるか?とアイデアを出す手順だと、社員は疲弊してしまいます。

目標ではなく「予感」…そうなるためには最初にアイデアが必要です。

で、アイデアの次には数値の裏付けが不可欠です。
先日、親友の森本繁生さんのマネジメントゲームを受講して、その事を痛感しました。

アイデアと数値の検証を併せ行う

マネジメントゲームは、会社経営をゲーム形式で学ぶ研修です。
資本金300万円から始めて、商売のゲームを通じ数字がどうなるかシミュレーションできるゲームです。
mg2
僕は初体験だったのですが、一緒に参加したベテランたちはすごい数字を出していました。
その秘訣は計画性です。
まずゴールを決めているんです。
最終的に出したい数字(経常利益)を決め、そのために「何を」「どんな出来映え」でするかを決めると的確な判断ができる。
「例えば、経常利益を100出すには、◯個売る必要がある。だから◯個作れる体制を作らなきゃ」って具合に。
「逆算式に考える」…これが初心者とベテランの違いです。

このやり方に皮算用を足すのです。

皮算用は「これと、これと、これをやったら…フフフ、安く見積もっても蔵が建つぞい!」です。
でも、ワクワクするけど実現性が「?」ですよね。
だから、アイデアの次に、それを逆算式に考え検証するってわけ。

「これと、これと、これをやったら、本当に蔵が建つ?」って事が分かるのです。
もし「う〜ん、無理っぽい」ってなったら、蔵が建つようにやり方を変える。

そこから導かれたものは「予測」の意味合いが強いでしょ?
そこをハッキリさせるために指示ゼロ経営では「目標」という言葉を使わないのです。

この作業を社員参加でやると、決めた事に対し責任を持つようになります。
しかも与えられた責任ではなく、自分で決めた責任です。

まあ、いずれにせよアイデアがあってこその皮算用です。
社内にアイデアがあふれる環境を創ることが大切、そう考えます。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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