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「力を貸して欲しい」…社長のその一言から企業の物語が始まる

「力を貸して欲しい」…社長のその一言から企業の物語が始まります。
この言葉には冒険に誘う力があるからです。
指示命令では、義務になり「一緒にやろう!」という気にはなりません。

社長か新しい冒険に出ようと思ったら、この言葉を社員に言おう、今日はそんな内容です。

社員の心を動かした社長は何を伝えたのか?

先日、千葉県松戸市にある、ロマン産業株式会社さんで企業向け夢新聞を行いました。
同社はモップやマットのレンタルから、ウォーターサーバー、清掃サービスまで幅広く扱っています。

企業向け夢新聞は、自社の未来を1枚の新聞…それも未来の日付の新聞にするというワークショップです。
新聞の1面を社長が書き、部署単位でその実現のために出来ることを考え、部署が成功した状態を2面、3面、4面に書きます。
bizyume

みんなが幸せになるビジョンに社員が、自分に出来ることを考え参加する

夢新聞を書く前に、社長が自社のビジョンを社員を前にプレゼンします。
小山健一社長と奥様の直子さんのビジョンに心を揺さぶられました。

小山社長は、昔から作ることが好きだったそうです。
だから念願の社屋づくりに熱を上げました。
社長の魂がこもった社屋。
多くの社員さんは、そのことを初めて知ったみたいでした。

それを伝え、小山社長が静かに言いました。

「僕の思いが詰まったハード(社屋)には、地域の人の暮らしがより良くなるソフト(アイデア)が必要です。みんなの力を貸して欲しい」
そして、こう続けました。
「その活動を通じ、会社に関わるみんな…社員さん、お客様、協力会社、みんなが幸せな人生を送ってほしい」

僕は胸が震えました。
こんなに純粋なプレゼンは初めて経験しました。

みんなが幸せになるビジョンに社員が、自分に出来ることを考え参加する

夢新聞ワークショップでは「制限時間までに全てのチームが夢新聞を完成させる」というミッションを設定します。
数名のチームで1枚の夢新聞を書くのって、相当なチームワークが求められます。
部署の物語が書かれていて、それに1人1人が何処ように貢献したか? そして、1人1人がどんな個人的な幸せを手にしたか?…こうしたことを網羅しますので、「私は関係ない」という人がいると、制限時間までに完成することは困難です。

ロマン産業さんの社員さんは、スタートした瞬間から、全員が発言し、役割を自分で立候補して、見事に完成させました。
しかも、制限時間終了1秒前に完成というドラマチックさで。

社長が作ったハードに、みんなの思いと幸せが詰まった素晴らしい未来が描かれました。

僕は、これが企業が冒険に出るということだと実感しました。

みんなが幸せになるビジョンを描き、社長が冒険に誘い、社員1人1人が、自分に出来ることを考え自らの意志で参加する。

夢新聞は、そのシミュレーションをするわけですが、実際の現場でも同じようなことが起きると思います。

いや〜、ロマン産業さん、本当に素晴らしい会社でした。
無限の可能性がある会社だと思いました。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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