事業を「企み」に変える。組織を劇団化する。

あなたの商売は、事業計画は「事件」になるか?
お客様にとって魅力的な商売には、優れた物語性があります。
「開発秘話」なんて狭い世界じゃなくて。

今って、当たり前のものには魅力を感じません。
性能が良い、拘っている…商品に限定されたものじゃなく、企業の活動自体の魅力が必要です。
今日はそんなことを考えたいと思います。

企業が劇団化したら、とんでもなく活性化する

活動自体が気になってしょうがない企業に、アメリカのスペースX社があります。
ビジョンは「2024年に人間を火星に送り込む」
単純明快、でも気になるよね?
映画になりそうじゃないですか?

同社に入社を希望する人は「ハローワークに行ったら、たまたま求人票があった」なんてわけはありません(笑)

「その事件に関わりたい」「自分もひと肌脱ぎたい」
そんな動機を持った人が集まるはず。

きっと紆余曲折や苦労やピンチや挫折もある。
でも、その物語に関わりたい人が来ると思います。
働くというよりも演者になるという感覚です。

「劇団」

1人1人、個性的なキャストが演じる物語。

企業が劇団化したら、とんでもなく活性化すると思います。

社員だけではなくお客様も、1人1人が物語のキャストになる

でも、普通の企業、特に小さな企業の場合、火星に行くなんて壮大なロマンは描けませんよね?しかし壮大でなくても事件は起こせると考えています。

例えば、弊社の母体である新聞販売店では「その人だから出来ることで人に喜ばれる生き方の創造」という基本思想があります。
自分だから出来ることで人に喜ばれ、「ありがとう。あなたに出会えてよかった」そんな風に言われる人生は、とても豊かだと思います。

それは社員にもそうなって欲しいと思いがあり指示ゼロ経営をやっていますが、一方で、お客様にも提案してます。
しかも具体的に。

地域の人が日常的に集まれる場を作り、弊社のスタッフがコーディネーターを務め、そこでワイワイガヤガヤと地域が良くなるアイデアを出し合い、実行します。
行政がバックアップしてくれているので実現は加速します。

毎年、9月に「おてんとさんぽ」という産直&手しごとのクラフト市を開催して、地域の自慢を披露します。
当然、大きなお金が動き稼ぎが生まれます。
今年で6回目、人口2万人の街で6000人の来場がある大きなイベントに成長しました。

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「行政におんぶに抱っこではなく、地域住民が主体となり地域を盛り上げる」
立派な事件、物語だと思います。
当然、新聞やテレビの取り上げられ、関わった人たちはすごく誇りに思ってくれています。
そして、そこに関わった人は立派な「劇団員」です。

火星には行けないけど、地域を夢ある場にする。

社員だけではなくお客様も、1人1人が物語のキャスト。
そんな商売になったら最高ですよね!

これを小さな新聞店ができるのだから、どんな企業も「劇団化」はできる。
僕はそう信じています。

あ、9月24日、25日は「おてんとさんぽ」です。
遊びに来てね〜!
詳しくはこちらを
「おてんとさんぽ」のページ
http://kwd-v.co.jp

それではまた明日!