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顧客を攻略の対象にしている企業では社員は育たない

公開日: : 最終更新日:2016/12/15 人材育成, 現代人のモチベーションと創造性

お客様を攻略しようと思うと八方塞がりになる。
お客様に喜んでもらうためには?と考えるとアイデアが溢れ、そして成果が出る。

先日行った新聞業界の社員研修で気付いたことです。

行き詰っている人、企業、業界は前者の考え方に縛られています。
そのような環境では社員は育ちません。
社長は社員教育の前に、お客様に喜んでいただくことを活動の軸に置く宣言をした方が良いという話です。

もうお客様を攻略できない時代になった

もうお客様を攻略できない時代です。
だって、欲しいモノがない上に、情報は自分の手の平で調べられる時代です。
若者は何かを調べる時に、企業のHPではなくSNSに検索をかけています。
ユーザーの声を調べられる時代だからね。

だから企業の宣伝は嫌われる。
「自分で判断するから、放っておいてよ!」てな感じね。

企業ができることはSNSなどでユーザーが「最高だった」という投稿をしてもらえるようにすること、友人とお茶会をした時に思わず話したくなるような存在になることです。

だから新規攻略よりも、今いるお客様に喜んでいただく事に時間とエネルギーを費やさなきゃいけません。

でも、未だに新規攻略が好きな企業が多いのも現実だと思います。

喜ばれる仕事は、それ自体が社員教育になる

さて、研修ではこのことが明白になりました。
攻略できない相手を頑張って落とそうと思っても都合通りには行きません。
昔は、石を投げれば見込み客に当たるくらい購買意欲に溢れた生活者がいたから攻略の発想が通用したんだよね。

でも今は違います。
だから八方塞がりになってしまう。
モチベーションを維持するのも大変ですよね。

発想の起点を180度変えなきゃいけません。

研修では、既存客や地域の方とどれだけ人間関係を創れるか?に重きを置いていた人もいました。
人間関係は相思相愛だから、相手が関係を持ちたいと思わなければ成立しません。
だから、まずすべきことは自分を知ってもらう事、そして相手に喜んでいただく事だと考えていました。

そういう人はアイデアが豊富に出るんだよね。

IMG_0495

成功事例の発表では地元の祭りで神輿を担ぐという事例がありました。
商売を狙って担ぐのではなく、純粋に楽しもうと。
名刺なんか持って行きません。

そうしたら、その後「あの時のニイチャンか!」なんて声をかけられる事が多くなったそうです。業者としてではなく、1人の友人として見てくれるわけだから、その人からの発信は受け取ってもらえる。

要するに、SNSなどでされているユーザーの発信に近い状態になるということ。

時間はかかるけど、確実に成果を出すと思います。
何よりも仕事が楽しくなってモチベーションが高まります。

お客様を攻略しようと思うと八方塞がりになる。
お客様に喜んでもらうためには?と考えるとアイデアが溢れ、社員が自然と育っていく。

社員を育てたければ、仕事の環境を変えること…お客様に喜んでいただくことを活動の軸に置くようにすることが大切、そんな事を実感した研修会でした。

それでは暑い日が続きますが、楽しい1日をお過ごしください!

また明日!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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