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社員に怒りや不満を感じた時の心のコントロール法

社長にとって「人に関する悩み」はずっとついて回る問題です。
ズバリ言うと、社員の誰かの言動を、いつも気に入らないと思っている社長は結構多い。

「◯◯は挨拶ができない」
「机の上が散らかっている」
「ご飯を御馳走しても翌日お礼を言わない」

大から小まで様々ですが、常に不快な気持ちになっています。
そして、それを言わない(言えない)で悩んでいる。

今日は、そんな状況に陥っている社長に必要な視点を考えたいと思います。

起きている事実と、それを不快に思うのは全く別問題である

まず大前提があります。
それは「起きている事実と、それを不快に思うのは全く別問題である」ということです。
問題と、それをどう感じるかは別だということね。

例えば、快晴の天気を見た時に、みんながみんな健やかな気分になるとは限りません。
もしかしたら日焼けの心配をして憂鬱になる人がいるかもしれません。

雨の天気を見て「今日は保湿バッチリ」と嬉しくなる人もいるかもしれない。

「起きている事実と、それを不快に思うのは全く別問題」とはこういうことです。

ちゃんと挨拶ができないというのは確かに問題ですが、それと、自分が不快になるのは別問題なのです。

まずは事実と感情を分けて考える思考習慣を身につけることが大切ですね。

僕は以前に、会社の営業車で通勤をする社員に対し、「ガソリン代を浮かそうとしてんじゃないの?」といつも不愉快な気持ちになっていました。
「現場から直帰せずに、1回会社に戻ってこい」とイラついていた。

それが今では何とも思いません。
起きている事実は変わりませんが、僕の内面から不快がなくなったからです。
で、気付いたら「そんな事は大したことじゃない」と気にならなくなりました。

放置できない問題もありますよね?
そんな時は注意が必要ですが、それを感情的に言うと社員も素直にならずに対立してしまいがちです。
感情の問題が解決すると、すごく冷静に言えるのですんなり「あ、すみません」となることが多いのです。

起きている事実と、それを不快に思うのは全く別問題です。

感情を制御できるとコミュニケーションが良好になる

じゃあ、どうすれば感情の問題を解決できるのか?
僕もある方に教えてもらい、日々実践したのですがすごく効果がありました。
それは「自分の感情に向き合い、じっくり味わうこと」です。

怒っている感情に向き合う。
「何がムカつくのか?」
「いや、何かを恐れていて、それが怒りに変わったのかも?」
「期待を裏切られたと感じてムカついたのかも?」
そんな風に感情を理解しようとしてみるのです。

実は、感情の正体は自分でもよく分からない事が多いのですが、向き合うだけで心がスッキリします。

よく、話を聞いてもらっただけで楽になることってありますよね?
何も解決はしていないのに聞いてもらっただけで落ち着く。
これは、自分の感情をアウトプットすることで、感情に接地できたからです。

感情と向き合う時には、感情だけにフォーカスすることが大切です。
起きている事実には一切触れない。

僕が相談を受ける時に、起きている事実の話は一切聞きません。
「あなたが何を感じているのか?」だけ話してもらいます。

それなのに、気づくと「あいつは◯◯だ!」と自分の外部の話になっちゃうんだよね(笑)
また振り出しに戻します。
「起きている事はいいので、あなたが何を感じているのかだけを話してね」と。

相手を変えることは非常に困難ですが、自分の感情を変えることはできます。
自分にできる事はそれだけなのです。

そして、感情が落ち着くと良好なコミュニケーションが取れるようになるので課題解決がスムーズにいきます。

感情を味わう、ちょっと怖いけどオススメしますよ!

それでは今日も素敵な1日を!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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