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賢く強いチームを創るには社長は自分の賢さと強さを封印すること

後継社長は、先代から継いだ時が一番実力がなく、同時に最も組織運営に適したマインドを持っています。
「適した」というのは謙虚だということ。
「自分は未熟者だから、よろしくお願いします」そんな気持ちがあるよね。

それが、リーダーらしくしっかりしてくるにつれ忘れてしまいます。
トップダウン型ならそれで良いけど、自律型組織を創りたければ初心のままが良いのです。

組織を良くしたければ社員ではなく自分に原因を求める

その理由は、人間関係はエネルギーバランスで成り立っているからです。
例えば、お客様だって売り込めば逃げちゃうけど「別に買わなくてもいいよ」という態度でいた方が買ってくれます。

対社員だってそうです。
社長が強く賢く決断力があってグイグイ引っ張ると、社員はそれに依存するか反発します。
反発も依存の現れですからね。
いずれにせよ自分で考えなくなる。

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グイグイ引っ張ると社員は自分で考えなくなる

社員が考えなくなると、もっと引っ張るという悪循環に陥ります。
社長だけが張り切って一人相撲をしている状態、「笛吹けども踊らず」状態です。

いつも社員のことで悩んでいる…社員にベクトルが向いているのですが、向けるべきは自分。
原因は社員にあるのではなく自分にある事に気づくことだと思います。
気付かないと社員に原因を求めて、自己啓発セミナーなどに行かせたりしますが根本課題が違うのです。

本当に賢い社長は愚者を演じることができる

僕がそうでした。
父が他界して急遽社長に就任した21年前、とても謙虚だった。
本当に何も知らないし何もできなかった。
だから「迷惑をかけるかもしれないけど、がんばるのでよろしくお願いします」そんな言葉が自然と無理なく言えました。

同時に恐れもありました。
組織が自分の手中にない、コントロールできない恐れです。
手中に収め組織を牽引しないと繁栄しない、そう思い、ものすごく勉強しました。
実績も作りました。
念願叶って、社員よりも成果が出せるようになり、謙虚でいなくてもみんなが納得するようになりました。

これが、後に硬直した組織になってしまう始まりだとも知らずに。

対し、こんな話もあります。
結構、色んな所で紹介されているのでご存知かもしれませんが、ある企業で社長が急逝し、奥さんが社長に就任したそうです。
奥さんは僕と違ってずっと謙虚でい続けた。
「よろしくお願いします」の精神を貫き通したわけですが、先代の死去後も会社は繁栄を続けています。

奥さんが狙ってそれをやったかどうかは分かりませんが、すごい方だと思います。

実力をつけても初心でい続けることが、自律型組織には大切です。

トップダウンは別ですが、自律型組織はリーダー1人が賢くても強くなりません。
みんなが賢くなった時に、そして彼らが支えあった時に強くなります。

それができるのが本当に賢いリーダーだと思います。
そういうリーダーって一見すると賢そうに見えないんだけどね…(笑)

本当に賢い社長は愚者を演じることができるのです。

それでは今日も仕事を愉しみましょうね!

また明日!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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