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社員教育に力を入れるよりも、仕事を「楽しい化」した方が自発性が育つ

「人は楽しいことは言われなくてもやる」
これが指示ゼロ経営の原則です。
だから社員を教育して変えるのではなく、楽しい環境を創ることにフォーカスします。
そして、楽しんで仕事をしている姿はまわりに伝染し広がっていきます。

今日の記事は、そのような環境をつくるために一番大切なことを書きますね。

人は自分の意志でのみ動く

このことは日本書紀にも出てきますし、トムソーヤの冒険にも出てきます。

日本書紀とは「天照大神」が岩戸に閉じこもってしまった話ね。
どうやっても出てこない。
そこでとった策が、皆んなで楽しく踊るという作戦です。
外から聞こえる楽しそうな声が気になって、ついに岩戸を開けてしまった、という話です。

「人は自分の意思でのみ動く」
これが人間の理です。

トムソーヤの冒険はこんな話です。

トムはポリーおばさんの家のフェンスにペンキを塗るという、とてもつまらない仕事を命じられました。
これを誰かに代行させようと思ったトムは、たまたま通りかかった友人に「この仕事はめっちゃ楽しい」と紹介しました。
それを聞いた友人が「是非自分にもやらせて欲しい」と言いました。
でも、トムは簡単にOKせず、友人の頼みを何度か断ったあと、りんごをくれるという条件と引き換えにOKした、という話です。

悪いヤツだな(笑)
昨日、弊社主催で行ったヨガ&アロマ講座で、アロマ石鹸づくりのワークショップを子どもがやってくれましたが、楽しいし意義あることだから、一生懸命に取り組んでくれました。

IMG_0177

「人は自分の意思でのみ動く」

自分の意思でのみ動く時、そこには創造性が生まれます。
人は楽しんでいる時が一番、学習効果が高まるし良い仕事をします。
だから、仕事の環境を変えることはとても重要な課題なのです。

社員が悦んでいないとお客様を悦ばせることはできない

じゃあ、どうすれば仕事を楽しいものに変えられるか?という話です。
指示ゼロ経営では6つの要件を整えますが、その中で一番重要なのは「仕事に意義を感じる」ということです。
意義のないことはしたくないですよね?

では、どんな事だったら意義を感じるのか?
これは時代により変わってきます。
以前の成長期では、ほとんどの人が頑張れば報われました。
年々、所得が増えたので仕事自体に意義を感じなくても頑張れたわけです。

でも、今は、ある程度豊かになり、同時に頑張るだけでは報われないようになった。
だから仕事自体に意義を求めるようになったのです。

人は自分がある程度満たされると「人に喜ばれる悦び」を求めます。
それが社会の幸せになればもっと嬉しい。
今は、そういう欲求を持った人が増えています。

だから企業は、ビジネスの目的を金儲けから「幸せの創造」へとシフトする必要があります。
その結果、儲かったという構図に変えなきゃいけない。
というか、成熟社会では、儲けを直接追求すると、儲けは逃げていきますからね。
喜びを創造した結果が数値的な成果になる。

社員のモチベーションだけの話ではなく、商売繁盛の原則でもあるのです。

さて、日頃の会議でどんな話をしているでしょうか?
「お客様第一」というスローガンを掲げながら、会議では数字の話しかしてはいないでしょうか?

社員が仕事に悦びを感じなければ、お客様を悦ばせることはできません。

キレイ事ではない、本気で取り組むべき実務なのです。

それでは今週も仕事も真剣に愉しみましょうね。

また明日!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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