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ダメな社員がいると悩んでいる社長は、その悩みから解放されない

社長だったら誰しも、仕事ができない社員に悩んだ経験はあると思います。
僕もよく相談を受けます。
特定の社員について「あの人はどうもダメ」といった相談ね。

厳しいことを言うと、その関係を好んで作っているケースがとても多いのです。
頭では育って欲しいと考えているが、実は心では育ってほしくないと思っている。

僕も経験があるから分かるのですが、育ってしまうと自分の存在意義を失うような気になり、無意識のうちに自分でダメ社員を作り出しているのです。

双方ともに自立できない共依存関係に陥っていないか?

母と子の関係にも同じケースがありますよね。
いつも世話を焼いているのだが、その内容は「◯◯ちゃん、ダメね〜」ってやつ。
自分がいないとダメ、その構図の中に自分の存在意義を見出しているってこと。
冬彦さん(古っ)を育てる最適な方法です(笑)

これと同じことが企業でも起きています。
自分の支配下に置き、マンツーマンの関係をつくり、いつもダメ出しをしているケースって本当に多いと思います。

ダメな部下と、その面倒を見る上司という相性の良い関係に陥る。
双方ともに自立できない共依存関係です。

怖いですよね?
これは心の衝動だから理性だけで解決できる話じゃありません。
強烈な心の欲求ですので、一度死なないと治りません。

死ぬというのは擬似的な死で、それをするには「反論する人」をつくることです。

思春期に子どもに反抗されショックを受ける母と同じ状態をつくる事です。

リーダーは個別の社員に関わらずに集団と関わる

まずは、その社員とマンツーマンの関係を解消することです。
個別に関わらないで、他の社員に育成を任せる。

しかし、それは教育係を置くという意味ではありません。
それをしてしまうと、今度はリーダーは教育係に細かなことを言い出し、もっとややこしいことになります。
教育係もリーダーには反論しづらいですしね。

反論できるとすれば、仲間が必要なので「チーム全員が育成する」という構図が必要になります。
みんなで育てるようになると、リーダーが横槍を入れると反論してきます。

例えば、弊社では困っている社員がいたら誰かが支援します。
極端に言えば、代わりに仕事をしてあげてもOKなのです。
「チームとして成果を上げる」という認識があるからです。
困っていたらサッと手を差し伸べるので問題が起きる前に解決してしまいます。

IMG_5100

逆に、困っていたら積極的に「助けて欲しい」ということも大事だとみんなが認識しています。
困っている社員は仲間の方が相談しやすいので、自然とリーダーには相談しなくなります。
仲間に相談しているところにリーダーが横槍を入れたらどうなるか、想像つきますよね?(笑)

僕はこれで何度も社員に怒られました…

無事、リーダーは擬似的に死ぬことができるのです。

ここでリーダーとして大切な認識は、個別に関わらずに「集団に関わる」と考えることです。
個別に関わると困っている社員を助けるのはリーダーの役割だとみんなが認識してしまい、学び合い、助け合いが起こらなくなるからです。

「あの社員はどうもダメ」
そんな感情が湧き出た時に、それに縛られている自分に気付きましょう。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

また明日!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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