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やり方を任せ、結果を受け止めさせることで一人前の社員が育つ

公開日: : 最終更新日:2016/12/14 指示ゼロ経営事例集

よく社員に対して、成果が出なくても「よくやったよ」と濁す社長がいますが、それはご法度です。
なぜなら、結果をちゃんと自分たちで受け止めないと自立しないからです。

「結果は残念だった。でも頑張ったよ」ではなく「よくやったと思う。でも結果は残念だった。」
そう言うべきです。

自立した人は結果が良くなかった時に「よかったよ」と変に慰められるのを嫌います。
プロの芸人にそんな事をしたらぶん殴られますよ(笑)
自立したプロとはそういうものです。
逆に言うと、社員に自立して欲しいと思ったら、結果を自分たちで受け入れさせることが大切です。
一人前として見なければ一人前にはならない。

例えば、弊社は10年ほど前からずっと挑戦し続けていることがあります。
「元旦のクレーム0」
元旦の新聞ってポストに入らないくらいに厚いでしょ?
加えて、正月の間だけ新聞を止める家が多くて、配り間違いが1年で最も多い日です。
元旦のクレームが0になったら、相当なレベルということで、ずっと目標にしてきました。

IMG_1303

15件ほどあったクレームが3件ほどに減りました。
「もう一息」
実現が現実味を帯びてきて、スタッフみんなの気合も高まりました。
すごくがんばってくれた。
そして2009年の元旦、夕方まで1件もクレームがありませんでした。
「ついにやったぞ!」…そう思った瞬間に電話が…
1件やっちゃったんですね。

その時にあるスタッフが「1件に収めたのは凄いこと。みんなにゼロだったと言おう」と言いました。
僕もそうしたいと思ったのですが、心を鬼にして事実を伝えることにしました。
翌営業日に、ホワイトボードに書きだされた「クレーム1件」の文字を見た時に、みんなすごく悔しがりました。
でも、ミスをしたスタッフを責めることはありません。

チームの目標はチームみんなで創り出すものであり、誰かのせいにしたらチームワークが壊れ、もっと酷い結果になるからです。
「ゼロにするために、自分にできた事はなかっただろうか?」そう考えるからです。

結果を受け入れるためには、目標が漠然としたものではダメです。
誰が見ても達成したかどうかが分かる、客観性の高い目標が必須になります。
それがないと、誰かの主観で評価しなければならなくなり、達成よりもその人の評価を気にするようになります。
そうなると依存関係になる。
企業ではよくあることですが、上司の評価ばかりに意識が奪われる状態です。

任せるとは覚悟が要ることです。
任せた以上、口を出さないこと。
結果が出なくても文句を言わないことです。
言う必要がありませんから、感情の問題だけなのです。

一人前に育てるためには一人前として社員と接することが何より大切です。
一人前になったら本当に仕事に熱中しますよ!

それでは今日も素敵な1日を!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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