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協調性を社員に強要する企業は没個性になり創造性を失う

kyouchou
企業が社員に求める能力に「協調性」が上位をしめます。
他にもコミュニケーション力、行動力などがありますね。

この「協調性」ですがしっかりと意味を理解しないと危険だと考えています。
誤解すると単なる「馴れ合い」になってしまう。

今日は、真の協調性とは?という事を考えたいと思います。

協調性が高いとはどういう状態なのか?

協調性とは、異なる環境や立場にいる複数の者が、互いに助け合い・譲り合いながら、同じ目標に向かって任務を遂行する素質を言います。

もう、これに尽きると思いますが、漠然とした誤解が多いと思います。
その原因は「協調性のないヤツ」という表現にあります。
「全体のことを考えない好き勝手なヤツ」ってことですよね?

この「全体のことを考える」に誤解の原因があります。
「全体の目的・目標達成を考える」と捉えれば良いのですが、まわりに迷惑をかけないという意味で使われることが多いと考えています。
後者の捉え方をしてしまうと1人1人が個性を消し、まわりに迷惑をかけないように没個性化します。
馴れ合いの集団です。

村社会の構図ですが、こうなると集団から創造性が失われます。
「しがらみーな集団」と呼んでいます。

創造性の高い集団の協調性は、全体の目的達成を考えながら、全体に合迎合することなく個人が自由に行動します。
その人たちが協働するのが真に協調性の高い集団だと考えます。

協調性は強制するのではなく許容することで実現する

個人が自由に行動できる、と聞くと「そんなことをしたら好き勝手バラバラになる」と言われますが、そうはなりません。
1つの目的を共有していればゴールに向けて自然と、徐々に意識が集約されていきます。

で、この「徐々に」というところがポイントです。
一斉に協調する組織は「馴れ合い」「没個性」の集団です。
真の協調には次のようなプロセスがあります。

まず、変な人の存在があります。
(最上の褒め言葉ですよ…念のため)
斬新なアイデアを生み出す人のことですが、このタイプはどうみても協調性がないように見えるのです(笑)
いますよね?そういう人。

協調性の高い集団はこのタイプを許容します。
だから彼らが活躍できる。

で、変な人のアイデアにフォロワーが付くというカタチで意識が集約されていくのです。

そして全員の意識が集約できるかと言えばそうではなくフォローしない人もいます。
その人は組織に貢献しない悪い社員のように見えるのですがそうではありません。
もしかしたらアイデアの欠点に気づいているが、口に出せない性格なのかもしれません。
それを許容すれば彼らのアイデアを引き出せる。

また、積極的ではないが言われたことには従うと考えているのかもしれません。
そういう役割もあります。

彼らに協調性を強制すると、その時点で村社会になってしまいます。

役割があると考える。

「強制するのではなく、許容する」…それが協調性が高く柔軟で創造性が高い組織だと考えます。

1つの目的に向かい、自然発生的に役割が決まる、とても自然な在り方だと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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