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どんなに素晴らしい知識も人の役に立たなければ無いと同じ

僕の街にある「聖ヨゼフ幼稚園」という私立幼稚園の園長先生と15年ほどのお付き合いをさせていただいています。
http://seiyozefu.com/
名を倉科正豊先生と言います。
僕も妻もその園出身で、ウチの子どもたちもお世話になりました。

今日は、倉科先生から学んだ「人間力」の大切さについて書きたいと思います。

最近の幼稚園、保育園って英語の勉強までするんです。
まだ日本語もおぼつかない年頃から大変だな、そう思いましたが、その園では「人間力育成」に最も力を入れています。

最初に聞いた時は、幼稚園児が学ぶ人間力って?と不思議に思いましたが、今では小さいうちこそ学ぶ必要があると思っています。

その理由は、どんなに素晴らしい知識もスキルも、誰かのお役に立って初めて価値が生まれる、お役に立つ意思のない知識は誰からも必要とされないからです。

英語教育だってそうだと思う。
流暢な英語を喋る「人の役に立つ気持ちのない人」には出番がない。
だからヨゼフ幼稚園では、子どもたちに役に立つ・人に喜ばれる体験をさせるのです。

具体的には「お世話係り制度」と言って、年長の子と年少の子がペアを組み、年長さんが日常的に年少さんのお世話をしています。

着替えや食事、トイレなど多岐にわたるお世話をする。
年長さんも年少の時にお世話をされた経験があり、その有り難さを十分に分かっているので、自分がする側になった時も、当たり前のようにします。

僕の息子は今、高校1年生ですが、当時お世話をしてくれた子、お世話をした子の事は今でも特別な存在として認識しているようです。

倉科園長先生もそれを自ら行っています。
園では毎年、卒園映像を作成しています。
実は、作成は僕がやっているんです。
そのご縁で15年もお付き合いをさせていただいているんですね。

企画は保護者が行い、僕はそれを映像にするだけですが、内容が年々ドラマ仕立てになっていて、園長先生や保育士の先生が役として登場します。

直近の作品ではこんな感じ。

昨年なんてドラえもんを演じていましたし(笑)
ドラえもんの思い出が詰まったポケットがネズミに盗られて空っぽになった。
それをタイムマシンで過去に行って取り戻すという体で、3年間を振り返るという映像です。
凝ってるでしょ?

企画を聞いた時に、僕は「こんなことを園長先生を始め先生方がやってくれるの?」と思いましたが、先生は当然のようにOKされたそうです。

「人に愛され役に立つ人間になる」
軸がブレることはありません。

順調に経済が成長する時代は、より勉強して、より偏差値の高い学校に行けば、大企業に入れ人生安泰という考えが通用しました。
でも、今、そしてこれからはそれが保証されていないので「生きる力」が求められます。

人は人との関わりの中でしか生きていけないから、他を喜ばせる力「他喜力」が生きる力の基礎になると考えます。
もっと言えば、「他に喜ばれることを嬉しいと感じる心の育成」

企業の人材育成にも言える大事だと思います。

「なんとなく」勉強する、スキルを身につける、そんな考え方を見直す時だと思います。
PCで言えば、どんな素晴らしいアプリもOSが間違っていたら役に立たないのと同じです。

「喜ばれる事が嬉しい」…そんな感性を身につけたいですね。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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