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人間関係が悪い組織に共通する「居場所感の欠如」とは?

ibasho

僕の中学時代の友人は暴走族で活躍(?)していました。
幼少期からの友人なので僕は怖くなかったのですが、みんなから最恐と恐れられていました。

僕は、当時素朴な疑問を持っていて、学校ではルールを守らないし協調性もないのに暴走族ではどうしているんだろう?と疑問に思っていました。
彼に聞いてみると「ちゃんとやってる」とのこと。

「人は自分が好きな場所では組織のことを考える」…そういうこと。

社員さんはあなたの会社のことが好きですか?
今日は、組織に貢献する社員はどう育つのか?という話しです。

社内競争を煽るような組織運営が風土悪化の元凶

その彼を見ていて、僕は「自分の居場所」がある組織には愛着を持つのだと考えました。
「いて良い」「自分の個性が認められ、尊重され、必要とされる」

会社の組織がそうなると、社員は組織の存続、繁栄を望まないわけがありませんよね?
これは忠誠心とは違う、もっと自由で自発的な愛着です。

では居場所は誰が創ってあげるのか?という事ですが、リーダーではなく全員で創り合う必要があると考えます。
その理由は、社員は仲間に嫌われるのを一番恐れるからです。
仲間に「いて良い」と言われるのが一番安心する。

例えば、学校がそうですよね?
先生に嫌われるよりも仲間に嫌われる方が怖くなかったですか?

互いが互いの居場所を確保する集団

これはルールではなく感性で学習する風土の問題だと考えます。
「全員が望み、大切にする価値観」…それが実践を積み重ね風土になる。

そのためにリーダーは何をすればいいか?

僕は、リーダーがまず社員の比較を止めること、そして社内競争を煽るような組織運営を止めることだと考えます。

自分の居場所がある組織には愛着を持ち、組織が繁栄するような行動をとる

 

比較で成り立つ自尊心は、常に「ダメな奴」を求めます。
リーダーがそれをやってしまうと「事の発端」が起きます。
社員の中で影響力の強い人が同じことをし出すんですね。

社員にとって一番影響をあたえるのは仲間、しかも影響力の強い社員ですから、そこを発端に悪い風土が広がっていきます。

リーダーが撒いた種が育って広がって気が付くと手のつけられない状態になってしまう。

怖いですよ。
学級崩壊が起こるメカニズムも同じで、教師が一斉にクラスに見限られるわけではなく「たった1人」から伝染していきます。
風土にはみんなが無意識に従うので、一旦できると、それを変えることは困難です。

そうなると社員は自分の居場所を求め「ダメな奴」をつくり出し、同時に、自分の居場所を失うことに恐れる毎日を送ることになる。

暴走族は、学校で居場所を失った少年少女たちが「ここには居場所がある」という共通善で運営されているのだと思います。

社長、リーダーは社員の比較を止めること。
そして、居場所があり、自分の個性が認められ尊重され必要とされる場を創ることを宣言することです。

新しい種を蒔くと、それが広がって行くはずです。
だって、社員がそれを望まないはずがないから。

暴走族の友人が、たった1度だけ、クラスのヒーローになった事を覚えています。
彼は中学時代からバイクを乗り回していたので(笑)機械に強いのです。
当時は技術の授業があり、エンジンの機構について、みんな(恐る恐る)彼に分からないことを聞いていました。
少し照れながらも丁寧に教える彼の笑顔を今でも覚えています。

人は自分の居場所がある組織には愛着を持つ。
すると、組織が繁栄するような行動をとる。

居場所は社長が提供するのではなく、みんながみんなの居場所を自律的に創り出すことが大切だと考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

また明日!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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