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社員の不正やサボりを防止する最も有効な方法

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管理を強化するか、社員の自主性に任せるか?
この議論をすると「性悪説、性善説」に行き着きます。
人は生まれながらにして善であるか?悪であるか?
善と考えれば任せることができるし、悪と見れば見張らないとサボると考え管理を強化します。
あなたはどう考えますか?
僕は、善でもあるし悪でもあると考えています。
善か悪かという二元論はとても不便だと思っています。

善が出る場合もあるし、悪が出る場合もある、人間ってそういうものだと思います。
そして、それは環境に左右されると考えています。

監視を強化しても効果は少ない

性悪説の典型は監視カメラです。
本当にビックリしたのですが監視カメラがついている会社があるのです。
防犯のため?
違います。カメラは外ではなく社内に向けられている。
つまり、社員がサボらないように監視しているのです。

そんな環境で仕事をするのはイヤですよね?普通。
多分、設置した本人だって自分がされたらイヤだと思う(笑)

これは明らかな不信頼の表明で、社員はそれにちゃんと応えます。
「会社は私を信頼していない」という不信頼を会社に返す。
そんな環境でお客様を心からもてなす仕事はできないと思います。
というか、社員はもっと上手にサボりますよ(笑)

有名な話ですが、街のラクガキやゴミのポイ捨て撲滅では、監視カメラよりも環境改善の方が効果があるという話があります。
キレイに清掃されているとラクガキもポイ捨ても少なくなるそうです。

人は環境により善にも悪にもなるということです。

人間の善なる部分が出る環境を創る

他にも、例えば、公衆トイレで「いつもキレイに使っていただきありがとうございます!」という張り紙を見ますが、あれも善が出る環境づくりです。

社員の不正対策にも言えます。
あるレストランチェーンでは監視カメラがレジに向けられています。
これも防犯対策ではなく社員の不正防止です。
これは多分、効果があると思います。
しかし、やっぱり不信頼の証であることに変わりはありません。
不正防止の実現に対し、会社が払う代償は大きい。

人は弱い一面があるから、出来心で過ちを犯すことはあります。
僕は、それを監視というカタチではなく相談というカタチで防止したほうが、人の善に作用すると考えています。

社員に「もし、お金に困るようなことがあれば、すぐに相談して欲しい」と伝えることです。
昔、弊社もこれをやりました。
お金に困ると言っても、最初は2〜3万円の話です。
それを放置しておくとヤミ金に手を出し取り返しのつかない事になります。
そして、それがうっかりの不正に繋がる。

火が小さなうちに消すことが大切で、そのための相談を受けていました。
消費癖の改善や、アルバイトの場合仕事を増やす、最終的には僕が個人的に貸すこともしました。
「最悪、踏み倒される」…覚悟をした上で、「あなたを信頼しています」と伝え貸しますが、一度も裏切られたことはありません。

人間の善が出る環境を作ったからだと思います。

善か悪か?…二元論で考えると、こうしたアイデアは出ないと思います。

人間は美しくもあり、醜くもある。
善でもあり悪でもある。
優しくもあり冷酷でもある。
利他的でもあり利己的でもある。

そうした存在であることを認め、丸ごと愛することだと思います。

それでは今日も愉しく仕事をしましょうね。

また明日。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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