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パイを奪い合い衰退する組織、富を増やせる組織

kyoudou
「奪い合うと足りなくなる。与え合うと余る」
そんな名言を聞いたことがあります。

僕はこれを聞いて、競争原理が激しい資本主義国家にカロリー過剰摂取が多いのは、「獲らなきゃ飢える」という危機感から過剰に摂取してしまうのでは?なんて思ったのです。
多分、違いますがね(笑)

さて、今日は私たちの祖先から企業繁栄の哲学を学びたいと思います。
「共に栄える」が成長の原則だという話です。

岡山大学の松本直子教授と、山口大学の中尾央助教の研究チームが「縄文人は争いがなく平穏だった」という研究結果を発表しました。

発掘される骨の傷を調べると紛争の有無がわかるそうですが、暴力による死亡率が1%ほどだったそうです。
世界の他の地域では10%を超えるそうだからいかに平和だったかがわかりますよね。

人類学や哲学の分野の「戦争は人間の本能」との考えに「待った!」をかける知見になるかもしれないということです。

縄文人は人間的にデキていたのか?と思ってしまいますが、実は環境がそうだったと言います。
食料が色んな場所に分布していたので、集団間の摩擦が少なかったと分析されています。
それぞれの集団が、みんな食えたってこと。

これは環境に依存した部分が大きかったのですが、これを意図して行えば同じことが起きるはずです。
分け合う仕組みを整備することです。
それには多少、人間的に成熟しないといけませんがね。(って、それが一番難しい)

さて、分け合うとひとこと言っても、何を分け合うか?が重要だと考えます。
生産物を分け合うと考えると、とかく自分の取り分を増やすことに意識が向きます。
これでは元の木阿弥です。

そうではなく生産物の総量を増やすことに意識を向けると、知恵を分け合う協働が生まれます。
最も発展的な関係になる。

企業には様々な利害関係者がいます。
社員、株主、関連会社、取引先、出入り業者、お客様…

決まったパイの奪い合いに意識が集中すると協働が起きず、結果的に富を増やすことができなくなります。
運の悪い集団(笑)

対し、富の総量を増やすことに意識を向け協働を行っている集団はみんなが豊かになります。
その上で奪い合いが始まるようなら、誰かが最初に手放すことだと思っています。

争いが人間の本能というのは、もしかしたら正しいかもしれません。
でも、成熟社会を生きる私たちは、それを超える進化を迫られているのかもしれませんね。

それでは素敵な週末をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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